りとるてっくｉｔａサーキット
2024タミヤチャレンジカップレース第8戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

☆Ｍクラスは相澤さんとのバトルを制した都澤さんだったが、まさかの展開に。
★GTクラスは中山さんがファイナルラップに鮮やかな追い抜きを決めて逆転優勝！！
☆ラリークラスは、序盤から独走した梅森さんが逃げ切り優勝！！

タミヤチャレンジカップレース　M、GT：ハーフコース６分間周回レース
ラリー：特設コース4分周回レース

Mクラス
３位　福田　　譲さん　優勝　相澤　和昭さん　２位　鈴木　清志さん

GTクラス
３位　佐藤　直樹さん　優勝　中山　将博さん　２位　都澤　立樹さん

RALLYクラス
３位　福田　　譲さん　優勝　梅森　伸也さん　２位　中澤　和行さん

全体写真
急遽1週間前倒し開催となりましたが、多くの方に参加頂きました！！

　８／１８（日）、タミチャレ第８戦が開催された。諸事情により、急遽1週間前倒し開催となったタミチャレ第8戦だったが、2ヶ月連続で雨天中止が続いたせいか、多くの方に参加頂き、今年2回目のGTクラスが20名オーバー。天候にも恵まれ、好天の元レース開催となった。

　予選はMクラスからスタート。17名が2組に分かれてのタイムアタックは、M07勢が優勢。何とか鈴木さんがトップ争いの一角に食い込んだが4位止まり。PP争いは、都澤さん、相澤さん、梅森さんの三つ巴となったが、相澤さんが予選2本目に一気にタイムアップしPPを奪取。2位都澤さん、3位梅森さんと続いた。A組進出は上位9名までとなり、佐藤　直樹さんがM08でぎりぎりA組進出を果たした。

　GTクラスは、21名が3組に分かれてのタイムアタック。（後に、午後から早坂さんが決勝のみ参加し22名になった）　若干スローペースの予選だったが、上位争いは今回も最終的に18秒台に突入。相澤さん、都澤さん、佐藤　直樹さん、中山さんがPP争いを展開したが、1本目のベストを皆さん更新できず、1本目のベストラップから中山さんがPPを獲得。2位佐藤　直樹さん、3位都澤さんと続いた。A組進出は上位7位までで、福田さんが7位でA組滑り込み。8位梅森さん以下がB組、15位福森田さん以下がC組となった。

　予選最後はラリークラス。4名と少ない参加者だったが、予選から１０．５Tのモーターでかっ飛ばす。予選1本目では中澤さんと梅森さんが競り合っていたが、2本目で一気に突き放した梅森さんがPPとなった。2位中澤さん、3位福田さんと続いた。

　昼休みを挟んで決勝レースがスタート。最初はMクラスB組。トップスタートの望月さんがトップキープし、2位は小野さんと福盛田さんが競り合う形に。その2位争いが非常に激戦で、0.2〜0.3秒前後の差でのバトルに。レース中盤まで激戦が続いたが、先にミスが出てしまったのは小野さん。すかさず福盛田さんがパスし、ようやく単独2位に浮上！トップの望月さんとの差は２．５秒と大きかったが、ここから一気にペースアップ。毎周0.5秒近く差を詰め、トップ争いは一気に緊迫。逃げる望月さんと追う福盛田さんのバトルはファイナルラップまで続いたが、辛くも望月さんが福盛田さんを押さえ切り、トップゴールを果たした。

　MクラスA組は、PP相澤さんを2位スタートの都澤さんが追走、トップ2台が後続を引き離し、一騎打ちのバトルに。後方では3位争いを制した鈴木さんが単独3位になると、トップ2台を追走し始めるが、なかなか差が詰まらない。一方、トップ争いは0.2秒未満の超僅差でバトルが延々と続く。都澤さんは再三隙を突く動きを見せるが、相澤さんも応戦し、押さえ続ける。しかし、レース後半にわずかな隙を見つけ、相澤さんのインにマシンをねじ込んだ都澤さんが遂に相澤さんをパス！そこからはぐいぐい差を広げ、残り2分で一気に独走態勢に。そのまま逃げ切った都澤さんがトップゴールとなったが、レース後の車検でまさかのKV値オーバー。無念の失格となってしまう。これで繰り上がって、相澤さんが優勝。2位は鈴木さん、3位に福田さんが入賞となった。

　GTクラスC組は、トップスタートの福盛田さんがトップキープする一方、後方は混乱気味。その混戦を抜け出た山本さんが単独2位となると、福盛田さんの背後に付け、プレッシャーを掛ける。しかし、動じない福盛田さんはじりじりと差を広げ、レース中盤には2秒差。その後一時2.8秒差まで広げたが、終盤に掛けて山本さんが猛追。じりじり差を詰めたのだが、1.2秒差まで詰めたところでタイムアップ。福盛田さんがトップゴールを果たした。

　GTクラスB組は、トップスタートの梅森さんがオープニングラップはキープしたものの、3周目にミスが出てしまって後退。五十嵐和彦さんはトップに立つ。一時梅森さんと2秒差を付けたが、ここから梅森さんが一気に差を詰め、中盤は僅差のバトルに。ここでペースが上がらなくなると、更に後方から中澤さんが接近。三つ巴のトップ争いになるが、ここで間に挟まれる形となった梅森さんにまたもミスが出てしまい、3位に後退。中澤さんが2位に浮上すると、そのままの勢いで五十嵐さんの背後に迫る。0.3秒差まで詰まったが、ここで五十嵐さんも押し返し、残り１分で1秒差に。苦しいながらもそのまま押さえ切った五十嵐和彦さんがトップゴールを果たした。

　注目のＧＴクラスＡ組は、ＰＰ中山さんを2位直樹さんと3位都澤さんが追走する展開。しかし、序盤は中山さんのペースが速く、じりじりと差が広がる形に。1分ほどすると後方の直樹さんと都澤さんもペースアップし、今度は中山さんとの差を詰め始める。中盤には三つ巴のトップ争いとなり、特に直樹さんが時折仕掛ける動きを見せる。3台が1秒差で緊迫の勝負になると、ここで直樹さんが勢い余ってヘアピン立ち上がりに中山さんのリヤにタッチしてしまう。これでハーフスピンしてしまった中山さんを、復帰まで待つ直樹さんだったが、その脇を都澤さんが漁夫の利ですり抜けてトップに。これで逆にスイッチの入った中山さんは、猛然とペースアップ。直樹さんをパスし、都澤さんに襲いかかる。1秒以内の射程圏内にとらえると、勝負の残り1分に。そして迎えたファイナルラップ。更に差を詰める中山さんはわずかに開いた都澤さんのイン側にノーズを入れ込むと、Ｗヘアピン立ち上がりで並走しつつ高速シケインに。並走のまま最終コーナーのイン側をキープした中山さんが鮮やかな逆転劇を魅せ、劇的な優勝を果たした。2位は都澤さん。3位は佐藤　直樹さんとなった。

　決勝レース最後はラリークラス。今回の特設コースはストレートエンドに幅広いジャンプ台があり、着地直後にヘアピン進入というダイナミックなポイントと、大きく回り込みながら2カ所のジャンプ台を通過する比較的シンプルなコースセット。しかし、ちょっと踏みすぎると狙ったラインから簡単に外れてしまうジャンプのライン取りが難しく、オープニングラップではジャンプで外にはらんでしまい、クラッシュが続出。完熟までに数周必要に。いち早くペースを掴んだのは今回も梅森さん。1分過ぎからは安定周回に移行し、四苦八苦が続く中澤さんと福田さんを引き離し始める。中澤さんもちょっと遅れてライン取りが安定してくるが、ギャラリーへのサービスで派手なジャンプやドリフトが災いし、後半二なるとペースダウンしてしまう。結局今回も梅森さんが独走優勝。2位中澤さん、3位福田さんが入賞となった。

　表彰式＆抽選会を行い、久々のタミチャレも無事終了。今回、タミチャレクライマックスの代表権残り2枠が決定。優勝の中山さんと4位の相澤さんが獲得となった。レース後はお盆休み最終日にサーキット走行を楽しむ参加者たちであったが、9月はタミヤGP岩手大会があり、そちらに向けた準備にも余念のない皆さんであった。

優勝者セッティングデータ

２０２４　シリーズ　　　　　　　　　　第９戦　９／　８（日）
２０２４　タミヤチャレンジカップ　　第９戦　９／２２（日）

皆さんの参加をお待ちしております。
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