りとるてっくｉｔａサーキット
2017シリーズ第12戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは、逃げる野村さんを相澤さんが猛追！！
☆アドバンスクラスは、阿部さんが優勝で逆転のシリーズチャンプに！！
★ソニッククラスは谷口くんの猛追を凌ぎ切った相澤さんが優勝！！
☆GFクラスは特設コースをいち早く攻略した梅森さんが優勝！！

ミニ、アドバンス、ソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース
GF：特設ショートコース8分間周回レース

ミニクラス
３位　梅森　伸也さん　優勝　相澤　和昭さん　２位　野村　順一さん

アドバンスクラス
３位　佐藤　公亮さん　優勝　阿部　哲也さん　２位　金子　　篤さん

ソニッククラス
２位　谷口　亘佑くん　優勝　相澤　和昭さん　３位　鈴木　清志さん

GFクラス
３位　小野　輝昭二さん　優勝　梅森　伸也さん　２位　相澤　和昭さん

全体写真
朝晩めっきり冷え込む時期になりましたが、最終戦は熱戦の連続に！！

　１２／１０(日）にシリーズ第12戦が開催された。今年の最終戦は、どのクラスもシリーズチャンピオンが確定していない珍しい最終戦。特にアドバンスクラスは上位4名にチャンピオンの可能性がある激戦状態。10台フルグリッドで熱い最終戦である。そんな感じで今年最後のシリーズ戦は4クラス開催でスタートとなった。

　予選最初はGFクラスから。今回の予選コースは、計測ライン前の2連ジャンプが攻めどころに。斜めにジャンプすれば最短距離になるのだが、斜面を横切る形で飛ぶため、思いの外ジャンプが乱れる。攻めすぎて壁を越えられなかったり、斜めに着地して横転するなど四苦八苦。しかし、徐々に慣れてくると上位陣は大きくタイムアップ。相澤さん、直樹さん、梅森さんが接戦を展開するも、相澤さんが一人15秒台をマークしてPPを獲得。2位は直樹さん、3位は梅森さんとなった。

　次はミニクラス予選。こちらは野村さんと相澤さんのシリーズチャンピオン争いが絡んでおり、野村さんとしては優勝必須。そのため、相当気合いを入れての予選であったが、相澤さんを上回るペースをマークし、好調をアピール。しかし、それを上回ったのが梅森さん。僅差で野村さんを下し、PP獲得となった。野村さんは惜しくも2位。相澤さんは3位から虎視眈々といったところである。

　ソニッククラスは、相澤さんがエントリーした段階でシリーズチャンピオン確定であったが、タミチャレファイナルでＡメイン進出した谷口くんが相澤さんに挑む。抜きつ抜かれつのタイム争いは最後まで競り合いとなったが、相澤さんが21秒フラットをマークし谷口くんを突き放してＰＰ獲得。谷口くんは相澤さんのセカンドタイムと同じタイムをマークしたものの2位。3位には僅差で佐藤　直樹さんが付けた。

　予選最後は本日のメインクラスのアドバンス。10台でのタイムアタックは、上位7台が23秒台に突入する大混戦！そんななか、相澤さんが好タイムを連発し、見事ＰＰを獲得。2位には逆転のシリーズチャンプを狙う阿部さんが付ける。3位に付けた佐藤　公亮さんもわずかながら逆転の可能性があり、決勝レースに賭ける形に。シリーズポイントトップの小野さんは4位で阿部さん、佐藤　公亮さんを視野に入れ堅実なレース展開からシリーズチャンピオンを狙う形である。

　昼食を挟んで決勝レースがスタート。最初はＧＦクラス。スタート直後に2位スタートの直樹さんがトラブルから大きく遅れる波乱。それを尻目に相澤さんと梅森さんが抜け出し、トップ争いへ。決勝コースのポイントはジャンプ台を利用した折り返し。比較的大きなジャンプ台を上り下りしつつＵターンするのだが、重心の高いマシンなため、姿勢を乱しやすい。登りはまだいいのだが、下りで斜めに横転したりとコースマーシャル泣かせのポイントに。トップ争いはお互いのミスで交互に順位を入れ替えるも、2台のタイマン勝負で終盤までもつれる。しかし、その終盤に相澤さんのペースが落ちてしまい勝負あり。梅森さんが2駆のWR-02ながら、優勝を果たした。2位は相澤さん、3位には小野さんが後方のサバイバルバトルを生き延びて入賞を果たした。

　次はミニクラス。シリーズチャンピオンの為には優勝が大前提の野村さんはスタート直後から勝負をしかけ、ＰＰ梅森さんをパスすると、トップで逃げを打つ展開に持ち込む。一方の相澤さんは必ずしも野村さんを追わずとも良いポイント差であったが、そこは勝負を楽しむ相澤さん。すぐさま2位に浮上すると、じわじわ野村さんを追う展開に。序盤2秒以上の差があったのだが、レース中盤までは一進一退の攻防で、1周でコンマ数秒しか差が変動しない膠着状態。ペースの落ちない野村さんであったが、相澤さんは少しずつ差を詰めると、終盤にかけて1秒差まで接近！ここからはガチンコのタイマン勝負に。一旦相澤さんが野村さんの背後までぴったり付けたのだが、ここで相澤さんがミスして仕切り直し。再度追い上げる相澤さんは、残り2分で野村さんの背後に最接近すると、野村さんがこのレースで唯一のわずかなミスからラインを外すと、相澤さんは開いたイン側をすかさず通過しトップに！野村さんはすぐにペースを上げ、相澤さんを追うものの、わずかに届かず。結局、相澤さんが逆転優勝を果たし、シリーズチャンピオン獲得となった。2位は惜しかったがベストレースとなった野村さん、3位には梅森さんが入賞となった。

　ソニッククラスは、ＰＰ相澤さんが好スタート決め、2位スタートの谷口くんが追走。2台が後続を徐々に引き離し始め、タイマン勝負へ。2台はほぼ互角のタイムペースで１〜１．５秒差で谷口くんが追走し、レースの前半を経過、終盤まで全く差が開かない我慢比べの様相に。終盤に入ったところで谷口くんがわずかに差を詰め、1秒差と詰め寄ったが、ここで痛恨のミス！2秒ほど遅れてしまい、一気に差が開いてしまう。しかし、ここで最後集中した谷口くんはこの日のベストラップをマークしつつ猛追！またも差を１．５秒まで詰めたが、ここから相澤さんが最後の集中力を見せ、谷口くんの接近を許さない。そのまま逃げ切った相澤さんが優勝を果たし、シリーズチャンピオンに花を添えた。2位は追い上げ届かなかった谷口くん。3位には序盤から前後が離れ、単独走行であったが、淡々と走りきった鈴木さんが入賞となった。

　最後はアドバンスクラス。シリーズポイント争いを頭に入れながらの刻一刻と変わる展開に対応を強いられる緊迫のレースがいよいよスタート。ＰＰ相澤さんがそのまま抜け出し、2位の阿部さんが追う展開。一方、シリーズポイントを争うライバルの状況は、小野さんはこの時点で4位、佐藤　公亮さんは3位、武田さんは7位。このまま行くと、小野さんと阿部さんが同ポイントで並ぶ形に。阿部さんとしては何とかして相澤さんをパスしたいところだが、流石にペースが速く、差は開く一方で厳しい展開。一方、小野さんも3位浮上したいところだが、3位の佐藤　公亮さんとは3秒差。そして厳しいことに、最近優勝を果たしている金子さんが背後にぴったりくっついて追い抜きをもくろむという修羅場に。何とか金子さんを抑えつつ、前の公亮さんとの差を徐々に詰める小野さんであったが、終盤、公亮さんが目の前に接近したところで遂に集中力が・・・。遂にミスしてしまった小野さんを金子さんが楽々とパス。このまま行くと阿部さんがシリーズチャンピオン決定となる為まさに瀬戸際まで追い詰められるが、もはや小野さんは挽回する余力は残って居らず万事休す。小野さんに引導を渡した金子さんはそのままの勢いで公亮さんをパスすると、遂に3位まで浮上。そのままゴールとなった。阿部さんは2位、相澤さんがトップゴールとなったが、波乱は続く。相澤さんがレース後のモーターチェックでまさかの失格！阿部さんが繰り上がり優勝となり、シリーズチャンピオンに花を添える形となった。2位は金子さん、3位には佐藤　公亮さんがそれぞれ繰り上がり入賞となった。

　最後に表彰式＆抽選会、そして年間シリーズチャンピオンの表彰を行い、阿部さんと相澤さんのシャンパンファイトで締めとなった。今年の最終戦はいずれも今年ベストバウトの好レースであった。来年も熱く楽しいレースを期待したい。

シリーズチャンピオンのシャンパンファイト
アドバンスクラス　阿部　哲也さん　ミニ＆ソニッククラス　相澤　和昭さん
おめでとうございます！！

優勝者セッティングデータ

タミヤチャレンジカップレース　12/24（日）
スプリントシリーズ　第1戦　　2018/1/14（日）

皆さんの参加をお待ちしております。
りとるてっくｉｔａサーキット

、