りとるてっくｉｔａサーキット
2017シリーズ第11戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは、野村さんを猛追した相澤さんが逆転優勝！！
☆アドバンスクラスは、阿部さんと小野さんの2位争いを尻目に金子さんが逃げ切り優勝！！
★ソニッククラスはライバルのリタイヤにも助けられ谷口くんが優勝！！
☆GFクラスは佐藤　直樹さんを追い上げた相澤さんが逆転優勝！

ミニ、アドバンス、ソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース
GF：特設ショートコース8分間周回レース

ミニクラス
２位　野村　順一さん　優勝　相澤　和昭さん　３位　梅森　伸也さん

アドバンスクラス
３位　小野　輝昭さん　優勝　金子　　篤さん　２位　阿部　哲也さん

ソニッククラス
３位　鈴木　清志さん　優勝　谷口　亘佑くん　２位　佐藤　直樹さん

GFクラス
３位　遠藤　龍二さん　優勝　相澤　和昭さん　２位　佐藤　直樹さん

全体写真
若干寒くなってきましたが、今月も無事開催できました！

　１１／１２(日）にシリーズ第11戦が開催された。ここ数週間、週末に天候が荒れ、なかなか走る機会に恵まれなかったせいか、この日は早くから参加者が集まり、GF含め4クラス開催。久々に遠藤さんも参加するなど、賑わいの中でレーススタートとなった。

　予選最初は諸事情によりGFクラスから。久々参加の遠藤さんがこのGFクラス、しかもプラボディのダンプでエントリー。ひっくり返ると完全に亀になってしまい、マーシャルじゃないと起こせないハンデがあったが、そこはドライビングでカバーし、見事3位に。ＰＰ争いは相澤さんと直樹さんが競ったが、相澤さんが直樹さんを引き離して見事ＰＰ、直樹さんが2位となった。

　次の予選はアドバンスクラス。8台でのタイムアタックは、僅差となり、トップから8位まで1秒ちょっとしか差が無いほど。そんな中、ＰＰ争いは23秒台の争いとなり、金子さん、阿部さん、小野さんの三つ巴に。特に阿部さんと金子さんのＰＰ争いが激しかったが、０．０８秒差で阿部さんを下した金子さんがＰＰを獲得、以下阿部さん、小野さんと続いた。

　ミニクラス予選は7台でのタイムアタック。こちらはM05とM07が入り乱れで混戦模様。特に相澤さんと梅森さんのＰＰ争いは23秒台に突入、接戦となったが、わずかに相澤さんが上回りＰＰを獲得。2位は梅森さん、3位には野村さんと続いた。4位以下もタイムが拮抗しており、決勝では接戦になりそうである。

　予選最後はソニッククラス。久々参加の遠藤さんはこちらにもエントリーし、ほぼ初走行の今年のコースながらも中段グループで接戦を演じ、4位に食い込む健闘。3位には直樹さんが付ける。トップ争いは相澤さんと谷口くんの一騎打ちとなったが、明らかに相澤さんの方に余裕が。谷口くんは新品タイヤなどを惜しげも無く投入したにもかかわらず相澤さんに差を付けられてしまい、ほぼお手上げ状態。相澤さんが盤石の状態でＰＰ獲得となった。

　午後からは決勝レースがスタート、最初はＧＦクラス。決勝レースでは大きなジャンプ台も設置され、ビッグエアーを決められるセッティングとなったが、スタート直後は全員手探り状態。おそるおそるジャンプに突っ込むも、勢いが足らず、途中の障害物に引っかかる方も。そんな荒れ模様を着実に抜けたのが佐藤直樹さん。前半は後続を引き離してトップに。しかし、中盤にかけて勢いを付けてきたのが相澤さん。ジャンプのライン取りやスピードの乗せ方もいち早く掴み、一気にペースを上げると、レース中盤に直樹さんに追いつきあっさりとパス。そのまま後続を引き離し、独走態勢を築くと、逃げ切り優勝を果たした。2位は佐藤直樹さん。3位にはダンプで参戦の遠藤さんがハンデを腕でカバーして入賞となった。

　次はアドバンスクラス。スタートは綺麗に決まり、上位3台は予選通りの順位でオープニングラップをクリア、序盤の争いへ突入していく。ＰＰ金子さんを2位阿部さんがしゃかりきに追い立てるが、後方から小野さんが激しくプレッシャーをかけてくると、小野さんとのバトルが激化。なかなかペースが上がらず、金子さんにリードを献上する形に。何とか追い上げたい阿部さんだったが、小野さんにパスされ、前をふさがれる苦しい展開。「小野さん、早く金子さんを追っかけないと！」と操縦台で小野さんにリクエストするも、小野さんは「金子さんを追うのは無理！」と全く気合いのない回答。それならば力尽くで抜くのみとばかりに小野さんに接近戦を挑むものの、逆にミスで遅れを取ってしまう。それでも終盤に小野さんに再度追いつくと、何とかパスすることに成功。そこから金子さんを追う事になったが、すでに10秒を超える差が。結局、金子さんが中盤以降盤石の展開で優勝を果たした。2位は無念の阿部さん、3位は割と満足げな小野さんであった。

　次はミニクラス。スタート直後の混戦をうまく抜け出したのは野村さん。序盤にトップに立つと、後続を若干引き離し、有利な展開に。しかし後方から相澤さんが徐々に差を詰めてくる。単独2位に浮上してからはきっちり毎周コンマ数秒のペースで差を詰めてくると、レース中盤には野村さんの背後に付ける。ここから数週にわたり、抜きつ抜かれつの大接戦となったが、相澤さんが若干勢い余って野村さんのテールに軽く追突。野村さんはたまらずスピンしてしまったため、相澤さんは次のコーナーでストップし、野村さんの復帰を待つフェアな姿勢。しかし復帰した野村さんは、相澤さんの脇を抜ける際に、側面に体当たりを食らわせ、3倍返しで応戦（もちろん故意じゃありません・苦笑）してしまい、ギャラリーから失笑を買う場面も。これで火が付いた相澤さんは猛然と野村さんを追い上げるとあっさりとパスし、トップに復帰すると、そのままの勢いでリードを広げ、逆転優勝を果たした。2位は終盤梅森さんとのバトルとなったが、何とか競り勝った野村さんが入賞、3位は梅森さんとなった。

　決勝レース最後はソニッククラス。注目のスタートでちょっとした波乱。ＰＰの相澤さんがシグナルの直前にピクッと動いてしまい、あわやフライングの窮地。しかし、何とか一時停止し、事なきを得たが、これで明らかにスタートで出遅れ。順位を落とす形でオープニングラップをクリアすることに。しかし本当の波乱はこの直後に。スタートでミスしてしまった相澤さんは珍しく焦ったか、3週目突入直後にウォールにヒット！足回り破損からリタイヤとなってしまった。この波乱の間にトップに出たのは鈴木さん。2位に2秒程度の差を付け、トップキープでレース中盤に。しかし、この頃、序盤順位を下げていた谷口くんがハイペースで飛ばし始め、みるみる内に鈴木さんとの差を詰めると、一気にパスしてトップに。谷口くんの勢いは止まらず、そのままのペースで差を広げると終盤は独走状態。逃げ切った谷口くんが逆転優勝を果たした。2位争いは終盤まで鈴木さんがリードし、逃げ切れそうだったのだが、終盤に一気に失速。佐藤　直樹さんが逆転で2位、鈴木さんは3位となった。

　最後に表彰式＆抽選会が行われ、第11戦も無事終了。シリーズ戦は残すところあと1戦となった。シリーズチャンピオン争いは全クラスで最終戦まで持ち越しに。最終戦のバトルに期待したい。

優勝者セッティングデータ

ビギナーだけのレース　11/23（祝）
タミヤチャレンジカップレース　11/26（日）
スプリントシリーズ　第12戦　　12/10（日）

皆さんの参加をお待ちしております。
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