りとるてっくｉｔａサーキット
2014シリーズスプリント第5戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは、トップへ抜け出てからは盤石の展開で梅森さんが優勝！！
☆アドバンスクラスは、阿部さんが序盤から抜け出し優勝！！
★ソニッククラスは和久さんが遠藤さんとの接戦を制し、見事に優勝！！
☆スーパーソニッククラスは、野島さんと小林さんの一騎打ち！果たして結果は・・・

ミニ、アドバンス、ソニック、スーパーソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース

ミニクラス
２位　野村　順一さん　優勝　梅森　伸也さん　３位　佐藤　瑞樹さん

アドバンスクラス
２位　谷口　亘佑くん　優勝　阿部　哲也さん　３位　梅森　伸也さん

ソニッククラス
２位　遠藤　龍二さん　優勝　和久　浩一さん　３位　相澤　和昭さん

スーパーソニッククラス
２位　野島　紘道さん　優勝　小林謙一郎さん　３位　和久　浩一さん

全体写真
いい天気に恵まれ、快適なレース環境でした

　5/25(日）シリーズ第5戦が開催された。事前の天気予報では、曇り時々晴れ、夏日になる予報だったのだが、雲が厚く、日が差さないため、気温も上がらず。ただ、南風のお陰で気温は高め。日差しがない分、すごしやすい天候となった。また、適度に湿度もあり、路面グリップも良好。そんな中、初心者向けのアドバンスクラスを中心に、エントリーも多めに集まり、久々の賑わいに。先月から開催中のスーパーソニックを含め4クラス5組に分かれて予選開始となった。

　予選最初はアドバンスクラス。11名が2組に分かれてタイムアタック。今回は久々参加の阿部さんが快調。谷口くんが阿部さんと共にPP争いとなったが、最後に突き放した阿部さんが見事PPを獲得。谷口くんは0.11秒差で予選2位に。3位には遠藤さんがフロント駆動を外したツーリングで快走、滑り込んだ。一方、4位以下は団子状態。決勝は接戦になりそうである。

　次はソニッククラス。10台でのタイムアタックは、上位陣のタイム争いが熾烈。グリップが良い路面のお陰か、先月に比べ1秒近くタイムアップし、22秒台のPP争いに。特に和久さんと遠藤さんは22秒前半に突入、接戦となるが、0.01秒差で和久さんが競り勝ち、辛くもPPを獲得。2位は先月優勝した遠藤さんに。3位には難しいマシンを腕でねじ伏せた相澤さんがつけた。ちなみに上位6位までは1秒以内に入る激戦模様。決勝でも接戦になりそうである。

　ミニクラス予選は6台でのタイムアタック。先月優勝した相澤さんのマシンをレンタルしてきた佐藤　瑞樹さんが快走。一人23秒台に突入し、文句なしでPPを獲得。2位は0.2秒差まで詰めたものの、上回るまでには至らなかった梅森さん。更に0.2秒遅れで野村さんが3位に。この3名がタイム的に抜け出ており、決勝では三つ巴の争いになりそう。

　予選最後はスーパーソニッククラス。予選1本目に小林さんが21秒台に突入するが、2本目に野島さんが一気にタイムアップ！21.66を叩き出し、見事PPを獲得。2位は小林さん、3位には和久さんが22.09で滑り込んだ。ハイスピードなクラスで、ワンミスが大きなタイムロスにつながることも多く、決勝では気を抜けない厳しいレースになりそうである。

　午後からは決勝レースがスタート。最初はアドバンスB組。トップスタートの早坂さんがミスから出遅れる波乱があったものの、おおむねきれいなスタート。その隙に佐藤　高典くんがいったんトップに立つが、今度は高典くんもミスしてしまい、順位を落とすことに。代わってトップに立ったのは、予選１本目をトラブルでキャンセルした山田さん。そのまま後続を引き離し、トップを磐石にすべくペースを上げるが、負けじと追走してきたのがよきライバルの早坂さん。レース中盤まで山田さん以上のペースで周回を重ねると、すっと順位を上げ、２位まで浮上。この二人の一騎打ちになりそうであったのだが、早坂さんは肝心の追い上げ途中にミスしてしまい、順位を落とし、最終的にトラブルからリタイヤに（涙）。これで山田さんはほぼトップ独走状態。その後方で２位争いが激化し始める。山内さんを高典くんが追走し、終盤にかけてじわじわ差が詰まっていくが、最終的に0.4秒差で逃げ切った山内さんがこの組２位に。高典くんはこの組３位、そしてこの組トップは１８周を回った山田さんとなった。

　次はアドバンスＡ組決勝レース。ＰＰ阿部さんを梅森さんが追う形で始まったが、直後に梅森さんがミスから後退。一時最後尾まで順位を下げてしまうが、その後トップと互角のペースで順位を上げていく。そのトップは阿部さんがキープ。その後方では谷口くんと遠藤さんが２位争いを展開。中盤までは２台が抜き抜かれつのバトルとなるが、流石にペースが上がらず、トップの阿部さんとの差は開く一方に。レース後半に入ると、追い上げてきた梅森さんが３位の遠藤さんの背後に。しばしバトルになるが、隙を突いて梅森さんが順位を上げると、そのままの勢いで２位谷口くんの背後につける。しかし、ここで谷口くんがペースアップ！じわじわ梅森さんとの差を広げつつ、徐々に阿部さんとの差を詰め始める。しかし、残り１分というところでミスから阿部さんとの差が開いてしまい、今度は梅森さんからのプレッシャーを受ける事に。その後２周をぎりぎり守りきった谷口くんが厳しいながらも２位入賞に。３位は梅森さん、そして優勝は阿部さんとなった。

　ソニッククラスは１０台フルグリッドでレーススタート。中段以降が混雑から若干ペースが落ちている間に、ＰＰ和久さんと２位スタートの遠藤さんがすっと抜け出て、２台のタイマン勝負の様相に。先月の優勝で勢いに乗る遠藤さんは、和久さんの背後に付けて、和久さんにプレッシャーをかける。レース中盤になるとわずか0.5秒差にまで詰め寄り、５周に渡って激しくプレッシャー。しかし、全く動じない和久さんはきっちり凌ぎ切り、厳しいバトルは延々と続く。一旦距離を取った遠藤さんは、終盤に再度差を詰め、局面打開を図ったが、今度は逆に遠藤さんがミスしてしまい、万事休す。差を広げた和久さんがそのまま逃げ切って優勝を果たした。２位は遠藤さん、３位には、後半に野村さんとの３位争いを制し相澤さんが入賞を果たした。和久さんの勝負強さが光るレースであった。

　ミニクラスは、PP瑞樹さんがトップキープしつつレースがスタートするものの、序盤に勢いあまって横転してしまい、復旧までの間にパスされてしまい、３位に順位を落とすことに。代わってトップに立ったのは梅森さん。予選以上のハイペースで飛ばす梅森さんは、２位に浮上した野村さんと共に好走。３位に後退した瑞樹さんと三つ巴のトップ争いに。ここからトップ梅森さんがじわじわ野村さんを引き離し始め、レース終盤にかけて８秒のリードを奪う。その野村さんは、逆に瑞樹さんのプレッシャーを受け、ペースが上がらない。こうなると梅森さんにとっては願ってもない展開。そのまま労せずして逃げ切った梅森さんが優勝を果たした。最後に瑞樹さんに詰め寄られたが凌ぎきった野村さんが２位入賞。３位は無念の瑞樹さんとなった。

　最後はスーパーソニッククラスがスタート。直後にラインを外した小林さんが順位を下げ、和久さんが２位浮上、PP野島さんがトップキープでオープニングラップをクリア。その後ペースの上がらない和久さんを小林さんがパスして２位に浮上すると、トップ野島さんとの我慢比べに。約２秒差で差がほとんど変動しないこう着状態に。お互いいっぱいいっぱいのペースで走行している状態で、かなりきつい状況。こうなると先にミスしたほうが不利になるのだが、先にミスしたのはトップの野島さんであった。インフィールド出口でスタックしている間に小林さんがあっさりトップに立つ。しかし、ペース的にはほぼ互角の両者。これで終わりになるはずもなく、順位を入れ替えただけで、またも厳しいバトルに。約２秒差をキープしていた小林さんであったが、レース終盤にわずかにミスしラップが落ちたところで野島さんが接近！わずか０．５秒差で背後に付け、激しくプレッシャーをかける。小林さんも何とか凌いでいたのだが、肝心のファイナルラップに入ったところでインが開いてしまうミス！すかさずノーズを入れた野島さんが念願のトップ返り咲き！そのままゴールまで逃げ切れば優勝！のはずだったのだが、すぐさま追走した小林さんが中速コーナーでわずかに空いた野島さんのインにマシンの鼻先を入れてラインを絞ると、今度は野島さんがターンインのポイントを誤り、痛恨のドライブミス！ヘアピンのインに刺さっている間に小林さんがトップを奪い返すと、そのまま逃げ切って激しいバトルを制して優勝を果たした。２位は無念の野島さん。３位は和久さんとなった。

　最後に表彰式と抽選会が行われレース終了となった。レース後は不完全燃焼だった方が集まってアフターレースを楽しむなど、最後までＲＣ三昧の一日となった。６月になると梅雨時期になるが、何とか開催できることを期待したい。

優勝者セッティングデータ

タミヤチャレンジカップレース　2014/6/　8（日）
スプリントシリーズ　第6戦　　　2014/6/22（日）

皆さんの参加をお待ちしております。
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