りとるてっくｉｔａサーキット
2014シリーズスプリント第3戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは、小林さんが上位のミスに助けられ、逆転優勝！
☆アドバンスクラスは、今回も谷口くんが独走優勝！！
★ソニッククラスは梅森さん、遠藤さん、山岸さんが三つ巴の激しい2位争い！！

ミニ、アドバンス、ソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース

ミニクラス
２位　梅森　伸也さん　優勝　小林謙一郎さん　３位　野村　順一さん

アドバンスクラス
２位　梅森　伸也さん　優勝　谷口　亘祐くん　３位　小野　輝昭さん

ソニッククラス
３位　遠藤　龍二さん　優勝　和久　浩一さん　２位　山岸　　純さん

全体写真
路面が乾くのを待って、午後から開催に

　３／２３（日）、シリーズ第3戦が開催された。先月は積雪のため除雪だけで夕方になってしまったが、今回は午前中まで残った雨で路面が濡れていたものの、強くなりつつある日差しのおかげで速やかに乾きだし、十分午前中に練習走行を行った上で、午後からレース開催となった。

　この日は初めてレースに参加された方もおり、アドバンスが8台と久々に多い参加者。ソニックも10台フルグリッドになるなど、賑わいの中で予選開始。最初のアドバンスクラスは、前日横浜で開催されていたタミヤGPに参加していた谷口くんと梅森さんの一騎打ちの様相。1本目では梅森さんが一人24秒台に突入し、谷口くんを引き離すも、2本目では谷口くんも24秒台に突入。僅差のPP争いとなったが、０．０４秒差で競り勝った谷口くんがPPを獲得。梅森さんが予選2位に。3位には2秒ほど離されたものの小野さんが滑り込んだ。

　次の予選はミニクラス。今回は前回のモーターブローから新しくUGTチューンを導入した野村さんが好調。しかし、負けじと梅森さん、小林さんもタイムをあげ、24秒台の接戦に。特に梅森さんと野村さんは０．０１秒を争う僅差となったが、野村さんが梅森さんをわずかに上回り、辛くもＰＰを獲得。以下梅森さんが2位、小林さんが3位となった。

　予選最後はソニッククラス。10台でのタイムアタックはミニやアドバンス以上の激戦に。ＰＰ争いは、山岸さん、遠藤さん、梅森さん、和久さんの4人が23秒台に突入し、僅差の攻防に。しかし、地力に勝る和久さんがわずかにライバルたちを上回り、２３．５８でＰＰを獲得。2位は梅森さんで０．０４秒差、3位の遠藤さんでも和久さんとは０．０９秒差の接戦であった。決勝では特に接戦になりそうな予感が・・・

　インターバルを挟んで決勝レースがスタート。最初はアドバンスクラス。スタート直後、3位の小野さんと絡んでしまった梅森さんが一気に最後尾近くまで順位を落とす波乱。しかし、すぐさま復帰するとぐいぐい順位を上げ、すぐに3位まで挽回、上位を伺う。トップは谷口くんが2位の小野さんを引き離し始め、徐々に独走態勢に持ち込むと、小野さんは逆に梅森さんに差を詰められ、苦しい展開に。レース中盤になると更に梅森さんの追い上げが激しくなり、ついに小野さんは梅森さんにパスされてしまう。ようやく単独2位に浮上した梅森さんはここからトップの谷口くんとの差を一気に縮め始めるが、20秒の大差では焼け石に水だったか。結局、ゴール間際までに10秒差まで詰め寄ったものの無念のタイムアップ。谷口くんが1月に続けて連勝を飾った。2位は梅森さん、3位は小野さんとなった。

　次はミニクラスがスタート。直後にＰＰ野村さんが梅森さんにパスされるものの、連なるようにオープニングラップをクリア、トップグループを形成する。その後方では、ＲＲのトラクションを生かして遠藤さんが小林さんをパスして3位に上がったものの、小林さんにパスされ、4位に後退、小林さんはトップ2台を視野にとらえつつ、追走する展開に。レース中盤までは野村さんがじわじわ梅森さんとの差を詰め、徐々に接近していたのだが、レース後半になると集中力が切れ始めたか、徐々に差が開く始める。一方、梅森さんと互角のペースをキープしていた小林さんとの差が詰まり始め、接近したところで野村さんが痛恨のドライブミス。小林さんが2位浮上となる。この時点でトップ梅森さんと2位小林さんとの差は約4秒。ペース的には互角となると、逆転は難しそう・・・と思われたのだが、残り4周というところで梅森さんもまさかのドライブミス！復帰に手間取る間に小林さんが労せずトップに！そのまま逃げ切った小林さんが完全に漁夫の利ながらも1月に続く連勝を果たした。2位は梅森さん、3位は野村さんであった。

　決勝レース最後はソニッククラス。綺麗なスタートから始まったレースは、和久さんがトップキープのまま計測ラインを通過すると、そのままの勢いで後続を引き離し始める。レース中には２３．３０のベストラップをマークするなど、手が付けられないペースで独走態勢を築く。一方、後方の2位争いは三つ巴の激戦に。遠藤さん、山岸さん、梅森さんが超接近戦となり、ワンミスが命取りになる緊張感のある展開に。まず序盤に4位の梅森さんが3位の山岸さんに接近すると、プレッシャーがかかったか、山岸さんに隙ができ、梅森さんが間髪入れずにパス、3位に浮上する。ここからしばらくは梅森さんと山岸さんが接近戦となり、若干2位の遠藤さんにとっては楽な展開だったのだが、その差はわずかできが抜けない状況。レース中盤になると、今度は梅森さんがミスしてしまい、山岸さんが再度3位へ浮上する。と、ここで遠藤さんとの差も詰まり始め、またも序盤に似た三つ巴の状況になると、遠藤さんがわずかにミスしたところを山岸さんがパス！ついに2位に浮上。しかし、後続の遠藤さんも梅森さんも離れず追走、終盤にかけバトルが続くことに。最後まで熾烈を極めた2位争いはそのまま山岸さんが辛くも逃げ切って、2位入賞を果たした。遠藤さんが3位、梅森さんが4位に。そして和久さんが序盤から独走し、逃げ切り優勝を果たした。

　表彰式＆抽選会後、周回方向が逆になると、練習走行にいそしむ方も。ライバルのマシンの味見走行会などもあり、レース後も密度の濃い一日であった。次のレースではもっと春らしい陽気の中で開催したいところである。

優勝者セッティングデータ

タミヤチャレンジカップレース　　2014/4/13（日）
スプリントシリーズ　第４戦　　　　2014/4/27（日）

皆さんの参加をお待ちしております。
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