りとるてっくｉｔａサーキット
2012シリーズスプリント第4戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは、野村さんがポール・トゥ・ウィンで逃げ切り優勝！！
☆アドバンスクラスは梅森さんがスタートハンデをもろともせず逆転優勝！！
★ソニッククラスはスタートから大波乱。果たして勝ったのは・・・？

ミニ、アドバンス、ソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース

ミニクラス
２位　山岸　　純さん　優勝　野村　順一平さん　３位　梅森　伸也さん

アドバンスクラス
３位　大久保　勝さん　優勝　梅森　伸也さん　２位　大門　真一さん

ソニッククラス
３位　佐々木雅彦さん　優勝　谷口　二郎さん　２位　久埜　竜平さん

全体写真
海風で、この時期としては肌寒い一日でした。

　４／２２（日）、スプリント第４戦が開催された。４月より、開催週が耐久とスプリントで入れ替えとなり、今月より第４週開催となったスプリントシリーズ戦。この日は海風の影響で、梅雨入り頃に見られるような低い雲がたれ込め、比較的風も強く、肌寒い天候。若干寂しいエントリー状況であったが、アドバンス、ソニック、ミニ各１組でレーススタートとなった。

　予選最初はアドバンスクラス。５名でのタイムアタックは、１本目は梅森さんが２９秒台に突入し、リードを奪うが、２本目になると、大門さんが一気にタイムアップ！一人２８秒台に突入し、逆転でＰＰを獲得。梅森さんは２９秒台で２位を獲得。３位には、３０秒台ながら、島村さんが付けた。

　次はソニッククラス。８台での予選は、ブラシレスモーター解禁となった今シーズン、僅差の激戦模様。予選１本目に中村さんが２６．５８を叩き出して暫定ＰＰとなるが、２本目にはライバルもタイムアップ！上位５台が２６秒台に突入し、接戦となるが、久埜さんが一人２６秒前半の２６．４８をマークし、逆転でＰＰを獲得！中村さんは僅差の２位、３位には野村さんが２６．８０で付けた。改修されたインフィールドの影響で２秒程度タイム短縮となった模様である。

　予選最後はミニクラス。なぜか、ミニはほとんどが１本目にベストラップをマーク。特に、前回久埜さんに敗れて、雪辱を誓う野村さんが、ツーリングも真っ青の２７．３０のフライングラップを記録し、文句なしのＰＰ。ライバルの一人、佐々木雅彦さんが２８．１５と離されながらも２位。３位には梅森さんが付けた。前回優勝の久埜さんは４位止まり。

　昼休みを挟んで決勝レースがスタート。最初はアドバンスクラス。なぜか、梅森さんが最後尾スタートを選択。ハンデを背負ってのレースとなったが、スタート直後に２台をパスし、早くも３位に浮上。トップは大門さんがキープしていたが、大久保さんをパスして２位に浮上した梅森さんがじわじわ接近してくる。毎周０．５秒近いペースで差を詰めると、レース中盤に大門さんの背後に。しばし、隙を伺う梅森さんだったが、大門さんのインが開いた隙にマシンを滑り込ませ、鮮やかにパス！トップに立つと、再度梅森さんがペースアップ。一気に差を広げ、独走体制に持ち込む。なんとか粘る大門さんであったが、終盤にペースダウンし、万事急す。そのまま梅森さんが逃げ切って逆転優勝となった。２位は大門さん、３位は、終始大久保さんと島村さんが争っていたが、大久保さんが逃げ切り、前戦に続けて、入賞を果たした。

　次はソニッククラス。オープニングラップで、予選不調であった谷口さんがジャンプアップを果たして３位に。すぐさま久埜さん、中村さんを追いかける。一方、上位２名のうち、中村さんが発信器を付け忘れていたことが判明。しかしわかったのが２分以上経過した時点で、もはや挽回不能な状況であった（無念・・・）。で、谷口さんはあっという間に２位。すぐさまトップの久埜さんに追いつくと、一気に勝負をかけて久埜さんをパス！予選の苦戦状態が何だったのか疑うほどのペースで電光石火のトップ奪取。抜かれた久埜さんは、相次いで梅森さんにもパスされ３位まで順位後退。ここからは展開も落ち着き、じっくり追い上げを図る状況に。しかし、レース中盤、梅森さんがミスを連発、その隙に久埜さんが単独２位へ浮上。ほぼ同時に野村さんもトラブルからリタイヤすると、３位には佐々木さんが急浮上。久埜さんを追いかけ始め、こちらでもチームおやじ内部のバトルとなったが、拮抗しているソニッククラスは、ミスでもしない限り、秒単位で差が詰まることもなく、膠着状態に。終盤、久埜さんと佐々木さんの差は１．５秒まで詰まったものの、ここから差がなかなか詰まらない。残り１分でようやく更に差が詰まったが、ここで無情のタイムアップ！久埜さんが逃げきりで２位入賞、佐々木さんは３位に。そして優勝は会心のレース展開で谷口さんがゲットとなった。

　最後はミニクラス。スタートからＰＰ野村さんと佐々木雅彦さんが抜けだし、早くもマッチレースの様相。後方では、久埜さんと小林さんが接触、久埜さんが遅れ、小林さんが３位に浮上するが、このあと、小林さんはペースが上がらず、かえってマシンのバランスが悪化。逆に久埜さんは、この接触で一気にバトルモードにスイッチ！レース中盤まではバタバタ気味だったが、後半になると、ペースが安定し始める。一方、トップ争いは、レース中盤に入ったところで、数ヶ月前から異音を発していた佐々木さんの駆動系が遂に音を上げ、駆動がかからなくなって無念のリタイヤ。これでライバルのいなくなった野村さんは余裕の展開に。２位争いは、ペースの上がらない小林さんを料理した山岸さんが浮上。野村さんとの差を徐々に詰める程のペースで周回するが、野村さんを慌てさせるほどではなく、野村さんのミス待ち状態。レース後半注目を集めたのは３位争い。梅森さん、小林さん、久埜さんの三つ巴となり、抜きつ抜かれつの接戦に。５位から２台をパスし、３位に浮上した梅森さんは安定したペースで周回。小林さん、久埜さんが１秒程度の差で追うが、ほぼ同じペースの３台は実力拮抗しており、我慢比べの様相に。変化が出たのはレース終了間際。久埜さんが若干遅れる一方、小林さんと梅森さんの差がじわじわ詰まると、ファイナルラップで０．８秒差！更に詰め寄る小林さんであったが、あと一歩というところでウォールに軽くヒットし僅かにロス！これが決め手となり、梅森さんが逃げ切って三つ巴の３位争いを制した。２位は山岸さん、そして優勝は野村さん。前戦、久埜さんに優勝をさらわれたが、今回は雪辱を果たした。

　最後に表彰式と抽選会が行われ、レース終了となった。レース後周回方向が逆になると、すぐさま皆さん練習走行に勤しみ、次戦に向けて練習に余念のない参加者多数であった。来月はもう少し穏やかなコンディションでレースを満喫したい所である。

優勝者セッティングデータ

2012　耐久シリーズ　　　　第5戦　5/13（日）　反時計回り
2012　スプリントシリーズ　第5戦　5/27（日）　反時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
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