りとるてっくｉｔａサーキット
2012シリーズスプリント第2戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは、久埜さんがポール・トゥ・ウィンでうれしい初優勝！！
☆アドバンスクラスは大久保さんと島村さんが激しい２位争い！！
★ソニッククラスは強豪相手に塗さんが善戦！！

ミニ、アドバンス、ソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース

ミニクラス
３位　小林　謙一郎さん　優勝　久埜　竜平さん　２位　野村　順一さん

アドバンスクラス
２位　大久保　勝さん　優勝　梅森　伸也さん　３位　島村　信義さん

ソニッククラス
２位　谷口　二郎さん　優勝　小林　謙一郎さん　３位　塗　　計次さん

全体写真
早朝の積雪にもめげず、コース整備して開催に漕ぎ着けました。
しかし、強風が吹きすさぶ極寒の一日に（＾＾；

　２／１２（日）、スプリントシリーズ第２戦が開催された。生憎、早朝に降り出した雪が数センチ積雪。やんだのを見計らって、参加者一同で除雪を行い、天候の回復を待つと、程なく路面も乾き、極寒ながらもレース開催に漕ぎ着けた。強風とも相まって、非常に厳しい天候であったが、熱いレースがスタートすることに。

　予選最初はアドバンスクラス。６名での予選、１本目はコンディションもあまり良くなく、全員が２本目にベストラップをマーク。ＰＰは梅森さんが一人３１秒頭のタイムで文句なし。注目を集めたのは２位争い。最近成長著しい大久保さんと、強豪島村さんが激しいタイム争いを展開。最後までもつれたが、０．２秒差で大久保さんが２位をゲット。島村さんは予選３位となった。

　次はソニッククラス。こちらも大半が２本目にベストを記録。特に、三澤さんが一人２７秒台に突入し、見事ＰＰ奪取。２位は今年からソニック本格参戦の塗さんが２８．２０の好タイムをマーク。３位争いは、谷口さん、山岸さん、野村さんの三つ巴となったが、谷口さんが僅かに２名を上回り、僅差の３位に滑り込んだ。

　最後はミニクラス。予選１本目で、昨年のシリーズチャンプ野村さんが一人２９秒台に突入し、早くもＰＰにリーチをかけるが、そうはさせじとライバルが２本目にタイムアップ。まず梅森さんが野村さんに肉薄するタイムを記録するが、ここで久埜さんが一気に２９．４９のスーパーラップをマークし、久埜さんがＰＰ奪取に成功。２位は予想外の逆転劇に驚く野村さん、３位は梅森さんとなった。

　昼休みを挟んで行われた予選完了後、２０分程度のインターバルを挟んで決勝レースがスタート。時折、雪雲が流れてきて、吹雪模様になりそうな予感があったが、幸い、強風がひどかったが、晴天のまま決勝が行われることに。最初はアドバンスクラスからスタート。ＰＰ梅森さんが序盤から早くも独走態勢に持ち込み、じりじり２位以下を引き離し始める。その２位争いは、予選で接戦を演じた大久保さんと島村さんが決勝でも激戦に。普段から熱心に練習している大久保さんは、ストレートは伸びないのだが、インフィールドを鋭く攻め、島村さんを引き離す一方、島村さんは、インフィールドは押さえて、伸びのあるストレーススピードで勝負。これが絶妙な展開を呼び、ストレートエンドで毎回島村さんが並びかけ、すぐさま大久保さんも抜き返し、計測ラインまでに差を広げ返すという激しい展開が延々と続くことに。計測上は１〜２秒差のバトルなのだが、毎周ストレートエンドで見せ場が訪れる、目の離せない展開はギャラリーも注目。好バトルは、終盤まで続くのだが、残り２分で遂に島村さんが大きめのドライブミスを犯し、差が広がってしまう。この差をキープした大久保さんはそのままゴールまで逃げ切り、うれしい２位入賞を果たした。島村さんは無念の３位。優勝は独走の梅森さんとなった。

　次はソニックＢ組がスタート。オープニングラップでは武田さんがトップに立ったのだが、直後にマシントラブルからリタイヤに。代わって柏谷さんがトップに立ち、レースをリードするが、その後方からは、最後尾から猛烈なペースで追い上げてくる小林さんが急接近。久埜さん、中島さんとの接近戦で序盤はペースが上がらなかったが、２位浮上すると一気に２７秒台のラップをマークし、一気に柏谷さんに追いつくと、そのままの勢いでトップに。その後も２７〜２８秒ペースを刻んだ小林さんは独走態勢となり、そのまま逃げ切って、Ｂ組トップゴールとなった。この組２位は善戦した柏谷さん、３位には中島さんが滑り込んだ。

　次は注目のソニックＡ組。オープニングラップでＰＰ三澤さんがクラッシュからスタックしてしまい、復帰に手間取り最後尾近くまで後退する波乱の幕開け。そこをすり抜けた塗さんがトップに立つと、そのままトップをキープ。しかし、２位に浮上した谷口さんがじりじり背後に迫ってくると、抜群のストレートスピードを生かして、塗さんをパス、谷口さんが中盤までにトップに立つ。しかし、その後方には山岸さんが１秒前後の差で付かず離れず追走。時折、インフィールドの低速セクションで、一気に谷口さんの背後に迫るなど、プレッシャーをかけ始める。しかし、今度は後退していた塗さんがトップ争いに加わり三つ巴。ここで今度は山岸さんがミスしてしまい、塗さんが２位浮上し、谷口さんへプレッシャーをかけ始める。しかし、経験値に勝る谷口さんは、不安定なマシンに若干手を焼き始めた塗さんのペースダウンを見逃さず、じりじり差を広げ始め、終盤にはセーフティマージンを確保。一方、塗さんは、後方から追い上げてきた山岸さんとの激しい２位争いに突入。残り３周では０．２秒差の激戦！そして迎えたファイナルラップ。満を持して仕掛けた山岸さんは、最終コーナーで塗さんに追い抜きを仕掛けるが、ここで僅かに接触！たまらずハーフスピンする塗さん。これを見て山岸さんはゴールライン直前でＵターンし、塗さんを助けに戻ったのだが、すかさず塗さんが自力で復帰（苦笑）。この組２位ゴールとなった。３位ゴールは山岸さん、トップゴールは谷口さんとなったのだが、この３名は１７周のリザルト。Ｂ組トップの小林さんが１８周をマークしており、小林さんが総合優勝。谷口さんが２位、塗さんが３位となった。

　次はミニＢ組決勝。Ｍ０６のトラクションを生かして山岸さんが２位にジャンプアップしたのだが、極寒の路面温度ではリヤタイヤのグリップ確保が難しく、なかなかペースがあげられない苦しい状況。このため、トップスタートの柏谷さんや小野さん、中島さんらのＭ０５にじりじり引き離されてしまう。一方、トップ柏谷さんは快調なペースでトップ独走状態に。全車をラップ遅れにする勢いで余裕のトップゴールとなった。この組２位は中島さん、３位は、終盤、小野さんと山岸さんが競ったのだが、山岸さんが競り勝った。

　最後はミニＡ組決勝レースがスタート。ＰＰ久埜さんが好スタートを決めた一方、後方は強豪たちが牽制しあってしまい、ペースが上がらず。この間に久埜さんにリードを許してしまうことに。ようやく、野村さんと梅森さんが２・３位に浮上すると、バトルも少し沈静化。独走気味の久埜さんを見て、野村さんが負けじとペースを上げ始める。一時４秒以上有った差をレース折り返しまでに２秒前半まで詰めることに成功。これから久埜さんに襲いかかろうとした矢先にミス。５秒近くまで差が広がると、その後方からは追い上げてきた小林さんが接近。ここを勝負所ととらえたかは定かではないが、久埜さんが一気にペースアップ。ベストラップを立て続けにマークすると、野村さんとの差を６秒まで広げる事に成功。その後、小林さんと野村さんがバトルとなり、逆につぶし合ってしまったため、終盤に野村さんが追い上げを見せるが、その差を７秒を切るのが精一杯。終始トップで逃げ切った久埜さんがうれしい初優勝を果たした。２位は悔しい野村さん。３位は小林さんとなった。

　極寒の中行われたスプリント第２戦も時折強風や吹雪模様に見舞われながらも無事終了。来月には寒波も去って小春日和の中でレースを満喫したいところであった。

優勝者セッティングデータ

2012　耐久シリーズ　　　　第2戦　2/26（日）　時計回り　
2012　スプリントシリーズ　第3戦　3/11（日）　反時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
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