りとるてっくｉｔａサーキット
2011シリーズスプリント第12戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは、野村さん不調のなか、熊谷さんが逆転・逃げ切り優勝！！
☆アドバンスクラスは高橋さんが序盤から逃げ切って優勝！！
★ソニッククラスは谷口さんが終盤３連勝で逆転シリーズチャンピオンに！！

ミニ、アドバンス、ソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース

ミニクラス
２位　久埜　竜平さん　優勝　熊谷　泰尚さん　３位　梅森　伸也さん

アドバンスクラス
３位　塗　　計次さん　優勝　高橋　文伯さん　２位　柏谷　　仁さん

ソニッククラス
３位　三澤　崇弘さん　優勝　谷口　二郎さん　２位　熊谷　泰尚さん

全体写真
スプリント最終戦はまずまずの天候に恵まれました(^-^)

　１２／１１（日）、スプリントシリーズ最終戦となる第１２戦が開催された。この日は冷え込みがきつく、日が差すにつれて時折強風が吹くなど、若干荒れ模様だったが、徐々に温暖な天候で安定。日中は心地よい天候となった。そんな中集まった参加者は、アドバンス９名、ソニック１１名、ミニ１５名と、久々に３クラス・５本レースに。最終戦にふさわしい賑わいとなった。

　予選はまずアドバンスクラスからスタート。１本目は高橋さんが一人２８秒台に突入し先手を打つが、２本目に大半の参加者がベストラップを更新。特に梅森さんが２本目のファイナルラップに２８．３１をマークし、逆転でＰＰを獲得。２位は高橋さん、３位には柏谷さんが付け、この３名が２８秒台をマークした。エントリー時点でシリーズチャンピオンが決まった塗さんは、きっちり４番手に付けた。

　次はソニッククラス。シリーズチャンピオン争いが谷口さんと野村さんの一騎打ちとなるなか、二人のラップタイムに注目が集まったが、谷口さんが予選１本目不調。逆転のシリーズチャンプに黄色信号がともったが、２本目に奮起。一気に２５．０４をマークし、見事ＰＰを獲得。優勝すればシリーズチャンプ確定となるため、重要な予選をクリア。決勝は逃げ切りにかける。２位は僅差で熊谷さんが付け、３位は三澤さん、４位は野村さんでここまでが２５秒台であった。

　予選最後はミニクラス。先月にシリーズチャンピオンを決めていた野村さんが今回も好調。今回も１本目から２７．０８をマークし、あっさりＰＰを獲得。２位争いは、僅差で熊谷さんが制し２位、梅森さんが３位、久野さんが４位、三澤さんが５位で、ここまでが２７秒台をマーク。順当に行けば、野村さんが逃げ切りそうな雰囲気である。

　午後からは決勝レースがスタート、最初はアドバンスクラス。スタートで梅森さんがトップキープしたものの、すぐさま高橋さんが逆転でトップに立つと、塗さんも加わり、序盤は三つ巴のトップ争いに。しかし、ここで梅森さんと塗さんが遅れてしまい、高橋さんが単独トップに。後方ではスタート直後の混乱で出遅れていた柏谷さんが挽回してきており、２番手以下は三つ巴の混戦模様に。２位梅森さん、３位塗さん、４位柏谷さんの順位でレース中盤は膠着状態。動きがあったのはレース終盤にかけて。梅森さんがミスし、塗さんとの差が詰まると、２台が絡む接戦。逆にペースが落ちてしまい、逆に接触。その隙に柏谷さんが２台をパスして一気に２番手に。すぐさま塗さんと梅森さんは柏谷さんを追うが、逃げ切りを許し、柏谷さんが２位ゴール。塗さんは３位入賞、梅森さんは４位となった。優勝は逃げ切りで高橋さんとなった。

　次はソニックＢ組。スタートから佐々木さんがトップをキープ、２位阿部さんが追走するが、徐々に差が広がり、佐々木さんの独走状態に。注目を集めたのは、３位争い。野島さんと武田さんが接戦を展開。序盤は抜きつ抜かれつで激戦に。再三にわたる野島さんのアタックを退けた武田さんが単独３位となり、レース中盤は徐々に差が開くが、逆に後半になると武田さんのペースがダウン。追いついた野島さんは武田さんをパスして３位浮上。レース終盤、２位阿部さんのミスで、野島さんとの差が若干詰まったが、逆転までには至らず。序盤から逃げ切った佐々木さんがこの組トップゴール。２位阿部さん、３位野島さんとなった。

　次はこの日最注目のソニックＡ組がスタート。オープニングラップで２位以下が混乱する合間に、ＰＰ谷口さんが一気に逃げを打つ展開。後方の２位争いは激戦で、熊谷さん→梅森さん→三澤さんとめまぐるしく順位が入れ替わるが、ここで三澤さんが単独２位となり、しばし４秒差で谷口さんを追走。と、ここから一気にペースをあげてきた熊谷さんが単独３位となると、徐々に三澤さんに接近。三澤さんのミスに乗じて２位に浮上すると、谷口さんと共にベストラップを２４秒台にぶち込み、異常なハイペースに。しかし、安定しない熊谷さんと谷口さんとの差はなかなか詰まらずレース終盤へ。トップ谷口さんは１０秒近いマージンがあり、余裕の展開かと思いきや、レース中盤以降、ギヤから激しく異音が。異物が噛んでギヤが坊主になれば万事休す！これで踏むに踏めなくなった谷口さんは、後方との距離を測りながらのドライブとなり、まさに薄氷を踏む思い。ワンクラッシュでリタイヤの恐れもあり、慎重なドライビングでペースががた落ちとなったが、マージンを半分削る程度で逃げ切り成功！スプリントシリーズ終盤３連勝を飾り、大逆転でシリーズチャンピオンを決める優勝となった。２位は追い上げ届かずの熊谷さん、３位は三澤さんとなった。

　ミニクラスはＢ組がスタート。この日、この組にＭ０４が３台集結し、スタートからこの３台がレースをリード。塗さんが先頭、２位に野島さん、３位に佐藤　厚さんが武田さんとバトルしながら付ける展開。トップ塗さんのペースは序盤安定して速く、野島さん以下を引き離していたが、レース中盤になると前後のグリップバランスが変化した模様で、徐々にペースダウン。レース折り返しで野島さんに逆転を許すと、今度は武田さん、厚さんの二人にもパスされ、一気に後退してしまう。２位争いとなった武田さんと厚さんのバトルは、レース終盤、厚さんがミスして武田さんが単独２位となったところでゴール！野島さんがトップゴールとなった。

　最後はミニＡ組がスタート。ＰＰ野村さんが逃げ切りとなる展開を予想したが、序盤に最後尾近くまで後退する波乱。ここでトップに立ったのは梅森さんであったが、後方から急速に接近してくる２台が。熊谷さんと久埜さんがバトルしながら接近してくると、そのままミスした梅森さんをパス。２位争いが今度はトップ争いに。トップ熊谷さん、２位久埜さん、３位梅森さんとなると、レース中盤は膠着状態に。ここに野村さんが接近してきたのだが、不意に野村さんはペースダウン。じりじりと後退していくことに。上位陣では梅森さんが徐々に久埜さんとの差を詰め始め、レース終盤になると１秒以内の接近戦となったが、ここで梅森さんがミスしてしまい、差が開いてしまう。これで楽になった久埜さんであったが、トップ熊谷さんを追うまでの余裕は無く、そのままゴール！熊谷さんが中盤以降逃げ切って優勝を果たした。２位は久埜さん、３位は梅森さんとなった。

　最後に表彰式と抽選会、そして、シリーズチャンピオンの表彰が行われた。ミニクラス：野村　順一さん　アドバンスクラス：塗　計次さん　ソニッククラス：谷口　二郎さんがシリーズチャンピオンとなり、恒例のシャンパンファイト！一年間の活躍、おめでとうございました。その他の皆さんもレースにご参加頂き、ありがとうございました。また来年もご参加お待ちしておりますm(_　_)m

シリーズチャンピオンのシャンパンファイトの一コマ
手前から、ミニ：野村　順一さん　ソニック：谷口　二郎さん　アドバンス：塗　　計次さん
皆さん、おめでとうございました！！

優勝者セッティングデータ

2011　耐久シリーズ　　　　第12戦　12/25（日）　反時計回り　　
2012　スプリントシリーズ　第1戦　1/9（日）　　　時計回り　 　　

皆さんの参加をお待ちしております。
りとるてっくｉｔａサーキット