りとるてっくｉｔａサーキット
2011シリーズスプリント第6戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスはローハイト大径タイヤが大人気！切っ掛けを作った小林さんが優勝！！
☆アドバンスクラスは柏谷さんが塗さんのアシスト（？！）で序盤トップに立つのだが・・・
★ソニッククラスは野村さんが会心の走りで見事優勝！！

ミニ、アドバンス、ソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース

ミニクラス
３位　野村　順一さん　優勝　小林謙一郎さん　２位　熊谷　泰尚さん

アドバンスクラス
２位　梅森　伸也さん　優勝　塗　　計次さん　３位　柏谷　　仁さん
※梅森さんが持っているのは、震災中に構想していたアンパンマンボディ（発泡スチロール製）

ソニッククラス
３位　佐々木雅彦さん　優勝　野村　順一さん　２位　小林謙一郎さん　

全体写真
みんなが指さしているのは梅森さん特製アンパンマンボディ！
流石にレースでは使いませんでした（笑）

　６／１２（日）、スプリント第６戦が開催された。梅雨入り近い時期の貴重な晴れ間の中、久々に２０名以上の参加者が集まり、レース開催。特に、震災後初参加の今野さんは、旧姓小林　直美さんと結婚されたそうで、今野夫妻として参加。おめでとうございます！(^-^)賑やかな雰囲気の中、レーススタートとなった。

　予選はアドバンスクラスからスタート。今回も柏谷さん、塗さん、梅森さんらが２８秒台に突入し、三つ巴のＰＰ争い。特に予選２本目では、３人が順番にタイム更新しまくる激しいＰＰ争いとなったが、予選１本目に柏谷さんが出した２８．４８を越えることが出来ず、柏谷さんが見事ＰＰ。２位は梅森さん、３位に塗さんが続いた。この３名のタイム差は僅か０．２秒。今回も決勝は接戦になりそう。

　ソニッククラスは１３名が２組に分かれて予選。この日は全体的にグリップ良好で好タイムが連発。特に、谷口さんが絶好調で、予選１本目では２５．０４、更に２本目には２４．６９（！！！）と大幅にレコードを更新し、文句なしのＰＰ。２位には三澤さんが付けたが、２５．６９で谷口さんとはきっかり１秒差が付いてしまった。以下、野村さん、佐々木雅彦さんが２５秒台で３，４番手につけた。

　ミニクラスは、１４名が２組に分かれての予選。こちらもソニック同様、好タイム連発だったが、特に、小林さんが好調。前回、ルックス重視で前後にローハイト大径タイヤを装着、決勝では玉砕する結果となったのだが、セッティングを見直し、スムーズなコーナリングを見せる。２７秒台に４名が突入したが、小林さんが27.59でＰＰを獲得。２位野村さん、３位梅森さん、４位に熊谷さんと続いた。

　午後から決勝レースがスタート。最初はアドバンスクラス。スタート直後はグリッド順に綺麗な隊列で計測ラインを通過したのだが、直後に塗さんと梅森さんがクラッシュで後退。序盤にして柏谷さんがトップ独走態勢となる。塗さんと梅森さんは、下位グループとは異なるハイペースで急速に順位を挽回。５周ほどで山岸さんの背後に付けて２位争いを展開。しかし、ここで塗さんはあっさり山岸さんをパスしたものの、梅森さんは山岸さんをパスするのに手間取り、大きく差が開く結果に。単独２位となった塗さんは、中盤、柏谷さんを猛追。毎周約１秒差を詰め始め、一時期１０秒有った差が、終盤にかけてみるみる詰まってくる。残り２分となった時点で、塗さんは柏谷さんの背後に。柏谷さんはペースを上げたかったのだが、なかなか上手く行かず、程なく塗さんにパスされてしまう。トップに立った塗さんはそのまま柏谷さんを振り切り、見事優勝となった。２位は柏谷さん、３位には終盤に単独３位に浮上してきた梅森さんが入賞となった。

　次はソニックＢ組。スタートでは阿部さんと米木さんが二人でトップ争いを展開するも、予選ノータイムで最後尾スタートの小林さんが急接近、三つ巴のトップ争いに。３台が計測ライン直後のヘアピンで絡んでしまい、米木さんが脱落し、小林さんと阿部さんの一騎討ちに。レース前、阿部さんは小林さん対策の秘策有り！と言っていたのだが、秘策とは異常なストレート後半の伸び。インフィールドで阿部さんをかわした小林さんであったが、ストレート一本で一気に捲られ、１コーナーでアウトから阿部さんに抜き去られる。あまりの衝撃にネジが数本吹っ飛んだ小林さんは、それまで以上にインフィールドで阿部さんを猛追、ストレートでパスされない距離を稼ぐことに成功。ここからは小林さんトップ独走となる一方、後方では阿部さんと米木さんが２位争いに。レース中盤、米木さんが阿部さんの背後につき、その差は約１秒。ここからレース後半、ずっと２番手争いを展開。徐々に詰まる差は、残り１分では１秒を切る僅差。そして迎えたファイナルラップ、もつれる２台がほぼ同時に計測ラインを通過するが、０．０３秒差で米木さんが逆転で２位ゴールとなった。トップは小林さんで１９周８分１１秒と好記録をマークした。

　次は注目のソニックＡ組。ＰＰ谷口さんがスタート直後、トップを死守するが、三澤さんと野村さんの激しい攻勢を受け、敢えなくトップ陥落。野村さんがトップに立ち、谷口さんが追う展開でレース中盤へ。この２台はレース中のベストラップも２５秒台後半にいち早く突入、トップ争いは一騎討ちの様相に。このハイペースに慣れていないのは野村さんも谷口さんも一緒だが、先に集中力を切らしたのは谷口さん。ドライブミスから一気にロスすると、後方の３位争いに巻きこまれ、６位まで後退してしまう。こうなるとトップ野村さんは一気に楽な展開。その後は後続との差をあまり気にすることなく、マイペースの走行を続ける。一方、２位争いは終盤激化。佐々木雅彦さんを梅森さん、三澤さんが入れ代わりながら追走するが、０．５秒差まで追いつめたところで無情のタイムアップ。佐々木さんはこの組２位でゴールとなった。総合では野村さんが１９周８分７秒で優勝。２位は小林さんで４秒差。３位は佐々木さんで更に４秒差であった。

　次はミニＢ組。スタートでは後輪駆動のトラクションを生かし、トップスタートのM06山岸さんが一気に差を付け、単独トップで逃げを打つ。これが成功しそうな展開だったのだが、レース中盤に差し掛かったところで山岸さんがドライブミス。復帰に手間取る間に、今野さんと中島さんに先行を許してしまう。代わってトップに躍り出たのは中島さんだったが、すぐに隙を突いた今野さんがトップに。しかし負けじと踏ん張る中島さんは再度今野さんをパスし、トップ返り咲き。その後は今野さんと数秒差をキープ。そのまま逃げ切って、この組トップゴールを果たした。

　最後はミニＡ組。スタートは概ね綺麗だったのだが、１コーナー〜Ｓ字を過ぎた後のヘアピンコーナーで２位以下が大混乱。トップの小林さんは、１周目にして早くも３秒のマージンを得る。２位争いは野村さん、熊谷さん、三澤さんが三つ巴。熊谷さんが野村さんをパスし、２位に浮上すると、ここからは我慢比べの厳しい展開。野村さんがじわじわ差を詰める場面もあるのだが、ワンミスで折角削ったギャップがまた開く。一進一退を繰り返しながらレース終盤に入ると、熊谷さんにも余裕が出来、３位野村さんとの差を徐々に開け始める。と同時に小林さんとの差も徐々に詰まり始めるのだが、７秒差を５秒差まで詰めるのがやっと。結局、小林さんが先月の惨敗を払拭する快勝を果たした。２位は熊谷さん、３位には野村さんが入賞となった。

　最後に表彰式＆抽選会が行われ、レースも無事終了。オーナーの怪我も、ようやく骨折していた足に金具を埋め込む手術が施され、徐々に回復が見えてきている模様。後１ヶ月は入院必須のようだが、早く、退院されて元気な姿を見せて欲しい所である。

優勝者セッティングデータ

耐久シリーズ　　　　　第6戦　6/26（日）　反時計回り
スプリントシリーズ　第7戦　7/10（日）　時計回り 　

皆さんの参加をお待ちしております。
りとるてっくｉｔａサーキット