りとるてっくｉｔａサーキット
2011シリーズスプリント第2戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは佐々木さんがぶっちぎりの独走で優勝！！
☆アドバンスクラスは塗さんが逆転優勝！！
★ソニッククラスは谷口さんと小林さんの一騎討ちの様相だったのだが・・・

ミニ、アドバンス、ソニック：EP、ハーフコース８分間周回レース

ミニクラス
３位　小林謙一郎さん　優勝　佐々木雅彦さん　２位　梅森　伸也さん

アドバンスクラス
３位　梅森　伸也さん　優勝　塗　　計次さん　２位　山岸　　純さん

ソニッククラス
３位　谷口　二郎さん　優勝　小林謙一郎さん　２位　三澤　崇弘さん

全体写真
１０時直前まで吹雪模様でしたが、一縷の望みをかけてコース整備の末、開催に漕ぎ着けました(^-^)

　２／１３（日）、スプリント第２戦が開催された。この日の天気予報は昼から雪模様。とりあえず集まった参加者は、日光がコースの凍結路面を解かし始めるまでしばし待機。９時頃からコース整備を始めたが、程なく吹雪きが（＾＾；。これは中止もやむなしと思った１０時直前、一気に雲が薄くなり青空が出始める。予報は悪いが、一縷の望みを託し、全員でコース整備をすると、日差しで徐々に路面が乾き始める。その後は雪雲が北に逸れ、何とかドライ路面に。紆余曲折を経て、何とかスプリント第２戦開催に漕ぎ着けた。ただし、いつ天候が悪化するか分からない為、予選は１回に短縮。昼過ぎから予選開始となった。

　最初の予選は、今年初開催のアドバンスクラス。パワーソースが大きく変更となり、LiFeとNiMHの両方が使えるようになったが、果たしてイコールコンディションになっているかは未知数。注目の予選が始まると、NiMHの塗さんが苦戦気味。久々に下位に沈んでしまう。一方、好調だったのは大門さん。一時２位につける快走を見せたが、最終的に柏谷さんに抜き返され３位となった。２位は柏谷さん、ＰＰは梅森さんが獲得となった。

　次はソニッククラス。１０台フルグリッドでの予選は、路面コンディションもあまり良くなく、前回の耐久第１戦に比べるとスローペース。しかし上位陣は２７秒台に突入、ＰＰは小林さんが獲得。２位も２７秒台で谷口さんが付ける。この二人は最近練習走行で毎回ガチンコのぶつかり稽古をしており、決勝でも肉弾戦になるかも。３位争いは梅森さんと三澤さんが激しく争ったが、０．０１秒差で梅森さんが滑り込んだ。

　ミニクラスは１３名がＡ・Ｂの２組に分かれてタイムアタック。Ａ組は３０秒台の争いであったが、Ｂ組では一気に１秒ペースアップ。２９秒台のＰＰ争いとなるが、今年注目株の佐々木さんが辛くもＰＰ。０．０１秒差で梅森さんが２位、０．２秒差で小林さんが付ける。４位の野村さんまでが２９秒台となり、上位争いはこの４名の勝負になりそうである。

　１５分程度のインターバルを挟んで決勝レースがスタート。最初はアドバンスクラス。オープニングラップは予選順位通りの綺麗なスタート。しかし、山岸さんをパスした塗さんが後方から一気にペースアップ、上位３台にプレッシャーをかける。程なく、上位争いの経験が少ない大門さんが脱落、塗さんが３位に浮上すると、２位柏谷さんと共にトップの梅森さんへ接近し始める。三つ巴になったところで、今度は柏谷さんをパスした塗さんは、すぐさま梅森さんに肉薄！これで焦ったか、梅森さんがミスしてしまい、遂に塗さんが５位スタートからトップに立つ！ここから塗さんは一気にペースアップ。２９秒台のラップを刻みつつ、独走態勢に持ち込む。こうなると注目は２位以下の争いに。後退した梅森さんは一旦柏谷さんにパスされてしまうが、後半に抜き返し、再度２位へ浮上。程なく、徐々にペースを上げてきた山岸さんが接近、終盤の２位争いは二人の一騎討ちに。そして残り１分と言うところで遂に山岸さんが２位に浮上すると、梅森さんの猛追を抑えきり、見事逆転の２位入賞を果たした。３位は梅森さん、優勝は独走で塗さんとなった。

　次はソニッククラス。１０台フルグリッドでのスタートは、梅森さんと阿部さんが大きく順位を下げる一方、小林さん、谷口さん、三澤さんらが抜けだし、序盤からトップグループを形成。特に谷口さんと小林さんは、練習走行同様のガチンコタイマン勝負。コーナーで逃げる小林さんに対し、ストレートスピードで詰める谷口さんという構図。何とか凌いでいた小林さんだったが、僅かなミスでも接近を許す厳しい展開から、谷口さんに先行されてしまう。さぁ、ここから独走態勢に持ち込む？！かと思われたが、谷口さんは痛恨のドライブミス（＾＾；。スタックしている間に小林さんにトップを明け渡してしまう。とそれに留まらず、三澤さんにも先行を許してしまった谷口さん。小林さんに再接近するべく、ペースアップを図るが、その前に立ちはだかる三澤さん。昨年の終盤は、小林さんが幾度となく、三澤さんのシュアなドライビングにパッシングに苦労していた事に谷口さんが気が付いたのは何度も抜きつ抜かれつを繰り返したレース後半であった（＾＾；。レース終盤に何とか三澤さんを引き離した谷口さんであったが、すでに小林さんは遙か前方。結局、小林さんが労せずしてトップゴール、優勝となった。２位は谷口さん、３位は三澤さんとなった。レース終盤、４位争いは梅森さん、佐々木さん、野村さん、阿部さんの４台が急接近し、一気に激戦となったが、野村さんが辛くも逃げ切って４位に滑り込んだ。

　ミニクラスはＢ組からスタート。トップスタートの山岸さんがそのまま抜けだし、単独トップをキープする一方、後方では柏谷さん、武田さん、中島さん等が２位争いを展開。２分前後までは三つ巴だったが、中島さんがミスから後退すると、レース中盤には武田さんもミスしてしまい、柏谷さんが単独２位。と、ここから武田さんと中島さんの激しい３位争いが勃発。肉弾戦を繰り広げた二人だったが、壁にも肉弾戦を挑んでしまった（？！）武田さんが徐々に後退、中島さんが３位でゴールとなった。２位は柏谷さん、トップゴールは山岸さんとなった。

　最後はミニＡ組。新品タイヤを投入した小林さんが、逆に全くトラクションが掛からず大きく順位を下げる波乱。一方、トップ争いは隙を突いて梅森さんが抜け出たのだが、すぐさま佐々木さんが猛追。一気に差を詰めると数周後にはトップへ。ここからは圧倒的なストレートスピードに物を言わせ、佐々木さんが独走態勢に持ち込む。こうなると２位以下の争いに注目が集まるが、ここは先日久々の優勝を飾った梅森さんが堅実に２位キープ。以下、野村さん、塗さん、小林さんの順で、しばし膠着状態。レース中盤になると、ようやくタイヤの皮がむけて走りが安定してきた小林さんが、トップ佐々木さんと同じペースで周回し始めると、徐々に塗さんに接近。ほぼ同時に塗さんも野村さんに急接近すると、野村さんの隙を突いて塗さんが３位へ。数周で野村さんとの差が広がり、安心した塗さんだったが、逆にここで塗さんがミス！一気に野村さんと小林さんにパスされてしまう。ここが勝負時となった３位争いは、小林さんが野村さんをパスすると、更にヒートアップ。「なんとか抜きてぇ！」と猛追する野村さん、そうはさせじと小林さんが接近戦。０．５秒前後の差のままレースは終盤へ。迎えたファイナルラップで「ミスってくれ〜！」と野村さんが叫ぶが、無情にも小林さんがそのまま逃げ切り、３位入賞となった。２位は梅森さん、そして優勝はぶっちぎりで佐々木さんとなった。

　開催が危ぶまれたスプリント第２戦も晴天の中、無事終了となった。終わってみれば、予選２回やっても余裕の天候だったが、早く終わったレース後は練習走行に勤しむ参加者多数。次回こそは、好天に恵まれて欲しい所である。

優勝者セッティングデータ

耐久シリーズ　　　　　第2戦　2/27（日）　時計回り　　
スプリントシリーズ　　第3戦　3/13（日）　反時計回り　

皆さんの参加をお待ちしております。
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