りとるてっくｉｔａサーキット
2010シリーズスプリント第10戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスはＡ組トップの小林さんとＢ組トップの山岸さんの総合争い順位に！！
☆アドバンスクラスは４人でのバトルを制した柏谷さんが優勝！！
★ソニッククラスはＢ組トップの小林さんが総合でもトップで優勝に！！

ミニ、アドバンス：EP、ハーフコース８分間周回レース
ソニック：EP、ハーフコース１０分間周回レース

ミニクラス
３位　和久　浩一さん　優勝　小林　謙一郎さん　２位　山岸　　純さん

アドバンスクラス
３位　塗　　計次さん　優勝　柏谷　　仁さん　２位　梅森　伸也さん

ソニッククラス
３位　三澤　崇弘さん　優勝　小林謙一郎さん　２位　和久　浩一さん

全体写真
天気予報が見事に外れ、昼からは暑いぐらいの好天になりました(^-^)b

　１０／１０（日）、スプリントシリーズ第１０戦が開催された。この日は直前まで雨の予報が出ており、開催が危ぶまれたが、夜明け頃から予報よりも雨雲が海寄りに流れ、朝には曇り空に。早朝からのコース整備のお陰で、乾く速度は遅かったが、１０時頃には概ねドライコンディションに。参加者は少なめであったが、少数精鋭での熱いレースがスタートすることとなった。

　予選最初はアドバンス。この日は何故か７台といつもよりも多めのエントリー。しかも、激戦を繰り広げている、塗さん、柏谷さん、梅森さんに加え、阿部さんが急遽参戦。４名が２６秒台でのタイム争いを展開。予選２本目に４台ともベストを記録したが、一人２６秒前半に突入した柏谷さんが激戦のＰＰ争いを制した。２位は阿部さん、３位は塗さん、４位梅森さんとなり、４台のタイム差は僅かに０．３７秒しかなく、決勝は激戦必至。

　ソニッククラスは１２名がエントリー。２組に分かれてタイムアタックとなったが、上位陣は概ね２４秒台に突入。僅差のタイム争いとなったが、予選２本目に素晴らしいスピードでかっとんだ山岸さんが一人２３秒台に乗せ、ＰＰを奪取。２位以下は２４秒台だったが、僅差で梅森さんが２位、３位には和久さんを０．０１秒差で下した三澤さんが滑り込んだ。
三澤さんはミニクラスでめきめき頭角を表してきており、今後の大注目株か？

　ミニクラスも１２台のエントリー。ソニック同様、上位陣は２５秒台に突入し、熾烈なタイム争いとなったが、予選１本目で２５秒頭のタイムを記録した小林さんがそのままＰＰに。２位には０．１６秒差で和久さん、３位には和久さんと０．１１秒差で三澤さんが付けた。前回優勝の山岸さんは調子が今一つでＢ組へ。決勝での巻き返しなるか。

　昼になるとすっかり雲も無くなり、日差しが照りつけ、初夏を思わせる様な汗ばむ陽気に。そんな中で決勝レースがスタート。最初はアドバンスクラスから。好スタートを決めた阿部さんが柏谷さんをパスしてトップに立つが、その後方には柏谷さん、塗さん、梅森さんが追走。４台が連なるようにしてオープニングラップをクリア。これに谷口くんが続くが、４台のペースに付いていけず、じりじり後退、トップ争いは４名に絞られる。スタートで抜かれた柏谷さんはじわじわと阿部さんに詰め寄り、０．５〜１秒差でプレッシャーをかけるが、阿部さんも一歩も引かず、ガチンコ勝負。一方、その後方の塗さん、梅森さんはＦＦ０３対決で、こちらも意地のぶつかり合いに。梅森さんが計測ライン直前のヘアピン立ち上がりでインを刺すと、接触しながらも何とか塗さんをパス。上位２名を追いかけ始め、その後しばらく膠着状態に。５分過ぎ、上位２台のペースが若干落ちると、後方の梅森さんが急接近！三つ巴のトップ争いに。その直後、インフィールドで３台が絡む接触！トップ走行していた阿部さんが弾かれる形で遅れを取ってしまい、塗さんにもパスされて４位に後退してしまった（涙）。ここで大きくリードを奪ったのは柏谷さん。それを梅森さん、塗さんが２番手争いをしつつ追走。このバトルで一時ペースが上がらない隙に柏谷さんがセーフティーリードを築き、そのままゴール！見事熾烈なレースを制した。２位は最終ラップに塗さんをかわした梅森さんが入賞、３位は塗さんとなった。

　次はソニックＢ組。予選を全てキャンセルしていた小林さんが最後尾から猛ダッシュ。混乱を抜けてオープニングラップには、武田さんの後ろの２位に付けると、そのままの勢いで武田さんをパスし、トップに。その後は独走態勢に持ち込む。パスされた武田さんは五十嵐さんとの２位争い。しばし、２位をキープしていたが、トラブルなどで遅れだし、五十嵐さんが単独２位となる。その後方では阿部さんと後藤さんが４位争いを展開。約１秒差でバトルを演じていたが、ペースダウンしてきた武田さんと絡んだ際に、後藤さんが阿部さんをパスし、３位に浮上。阿部さんも追い上げるが、徐々にペースダウンしてしまい、後藤さんから遅れてしまう。中盤は順位の変動もなく推移し。残り２分を切ったところで２位五十嵐さんがマシントラブルで２０秒をロスしてしまう。これで３位だった後藤さんが２位に繰り上がってゴール。五十嵐さんは最後に阿部さんにもパスされ、この組４位。阿部さんが３位、そしてトップゴールは小林さんであった。

　ソニックＡ組は、Ｂ組トップの小林さんが驚異の２６周を記録したため、これがプレッシャーとなり、序盤から緊張の展開。スタート直後は山岸さんがトップキープしていたが、ヘアピンで接触、最後尾まで順位を下げる波乱。その隙に梅森さんがトップに立つものの、その後方からは和久さんが追走、カローラアクシオ２台の対決に。３周ほど差が詰まらなかったが、和久さんがベストラップを記録しつつ梅森さんに急接近！序盤が勝負所と見た和久さんが一気に梅森さんをパスしてトップに立つ。その梅森さんは直後にマシントラブルからか大きく後退。１周近いハンデとなってしまい、戦線離脱に。この時点で２位に注目株の三澤さんが付け、和久さんを追走するが、なかなか差を詰めることが出来ない。その後方では野村さんと谷口さんが３位争いをしながら、三澤さんに迫ってきた。その３位争いは尻上がりにペースが上がってきた谷口さんが野村さんをパスし、単独３位になると、今度はトップの和久さんを上回るハイペースで三澤さんを追いかけ始める。この時点で６秒差有った差が、みるみる内に減り始め、終盤には０．３秒差！ストレートスピードに優る谷口さんは、１コーナーで三澤さんのインを刺し、２位に浮上するのだが、直後のインフィールドセクションで抜き返されてしまう。その後、一瞬マシントラブル？！と思うような挙動を見せたマシンに、確認時間を要し、一気に差が開いてしまう。そして遂にゴール！この組３位に谷口さん、２位三澤さん、トップゴールは和久さんとなったが、和久さんでも２５周止まりの結果となり、総合で小林さんが優勝となった。２位は和久さん、３位には三澤さんが入賞となった。

　ミニＢ組は、予選で不調だった山岸さんがトップスタートから飛び出すと、後続をガンガン引き離し始め、序盤にして独走態勢に持ち込む。後方では梅森さんと塗さんが２位争いを展開。序盤、梅森さんが２位キープしていたものの、ペースの上がらない梅森さんを塗さんがパス！これで気合いが入ったか、ペースを上げた梅森さんが塗さんを追う展開に。この２台のペースはほぼ互角。約３秒の差がなかなか変動しない。決め手を欠く中、レースは終盤に。この頃になると、トップ山岸さんは全車をラップ遅れにする勢い。残るは梅森さんと塗さんという状況で、２台の２番手争いに迫ってくる。そして迎えたファイナルラップ、３台が急接近すると、ゴールラインになだれ込んでくる。３名ともあとちょっとでもう１周回れそうなぎりぎりのタイミングだったが、無情にも３台ともゴールのコール。山岸さんがこの組トップゴール。２位塗さん、３位梅森さんという結果となった。

　最後はミニＡ組。スタートでＰＰ小林さんが一気に抜け出すとそのまま独走態勢に。その後方では和久さんを先頭に、三澤さんと都澤くんが追走、三つ巴の２位争いに。若い２名の追い上げがきつかったか、和久さんが序盤にミスしてしまい、２代に抜かれ４位に後退。代わって三澤さんが２位に。しかし、その三澤さんも数周で珍しくミスしてしまい、今度は三澤さんが４位へ。今度は都澤くんが２位、和久さんが３位へ浮上すると、２台のバトルがスタート！「おじさんはまだやられるわけにはいかんのじゃ！」と、激しく都澤くんにプレッシャーをかける。速さではピカイチの腕を持つ都澤くんだが、時折攻めすぎてミスするのが悪い癖。僅かな隙を突かれた都澤くんは、和久さんにパスされてしまう。負けじと都澤くんは和久さんに追いすがるが、徐々に離され、逆に４位の三澤さんからプレッシャーをかけられる事に。こうなると和久さん有利の展開。そのまま２台を引き離し、２位を安泰に。若者同士の３位争いは終盤熾烈を極め、０．１５秒差まで三澤さんが詰め寄ったのだが、都澤くんは猛攻を凌ぎきりゴール！都澤くんがこの組３位、和久さんが２位、小林さんがトップゴールとなった。総合でも小林さんがトップで優勝。２位はＢ組トップの山岸さん。３位はＡ組２位の和久さんとなった。やはりまだまだおじさんパワーは健在だったようだ（笑）

　最後に表彰式と抽選会が行われ、かなり早い時間にレース終了となった。レース後は秋晴れの中、走り込む方も多く、予想外の好天をフル活用。次回こそは朝から晴れになって欲しいものである。

優勝者セッティングデータ

2010年はスプリント／耐久各シリーズでEP／GPクラス併催！
耐久シリーズ　　　　　第10戦　2010/10/24（日）　反時計回り　
スプリントシリーズ　　第11戦　2010/11/14（日）　　時計回り　

皆さんの参加をお待ちしております。
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