りとるてっくｉｔａサーキット
2010シリーズスプリント第7戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは和久さんが序盤逃げを打つが、小林さんが猛追！！
☆アドバンスクラスは塗さんが梅森さんとのバトルを制す！！
★ソニッククラスは終盤の谷口さんの猛追を下した渡辺さんが優勝！！
☆タミヤミニクラスは山岸さんと五十嵐さんのバトルに！！

ミニ、アドバンス：EP、ハーフコース８分間周回レース
ソニック：EP、ハーフコース１０分間周回レース
タミヤミニ：タミヤＧＰ準拠、ミニ限定、ハーフコース６分間周回レース

ミニクラス
２位　和久　浩一さん　優勝　小林謙一郎さん　３位　山岸　　純さん

アドバンスクラス
３位　島村　信義さん　優勝　塗　　計次さん　２位　梅森　伸也さん

ソニッククラス
２位　谷口　二郎さん　優勝　渡辺憲一郎さん　３位　高橋　文伯さん

タミヤミニクラス
２位　五十嵐　優さん　優勝　山岸　　純さん　３位　高橋　文伯さん

全体写真
この時点では曇り空でしたが、レース終了後に本降りの梅雨空に逆戻り（＾＾；

レース後の路面状況
ちょっと見にくいですが、完全ウェットになってしまいました。

　７／１１（日）、スプリントシリーズ第７戦が開催された。前日の土曜日は好天だったが、日曜日は朝から曇り空。予報では夕方から雨と、先日の耐久シリーズ同様、時間との戦いになりそうな予感が（＾＾；。何はともあれ、雨の振り出しまで多少時間に余裕が有りそうなので、普通通りに予選がスタートに。

　最初はアドバンスクラス。１本目はバッテリー充電不足だった梅森さんが下位に沈むが、２本目は暫定トップの塗さんとタイム争いを展開。塗さんは１本目のタイムを更新できなかったが、梅森さんが２６秒フラットのタイムで逆転！ＰＰ獲得となった。２位塗さん、３位には久々参加の阿部哲也さんが好タイムで付けた。

　次はソニッククラス。２組に分かれての予選は２３秒台のトップ争いに。１本目は２３秒台が３名だったが、２本目になると６名が２３秒台に突入。僅差のＰＰ争いは、一人２３秒前半に叩き込んだ駿太郎くんが獲得。２位は僅かに及ばず、渡辺さん。３位には谷口さんが付けた。

　オプショナルのタミヤミニクラスは、今回もタミヤＧＰ準拠車両によるレース。１本目はほとんどが２８秒台のタイムだったが、２本目になると山岸さんと五十嵐さんが２７秒前半までペースアップ。一騎討ちのＰＰ争いは山岸さんに軍配が上がってＰＰ。２位五十嵐さん、３位には高橋さんが付けた。

　メインイベントのミニクラスは今回も３組に分かれて予選スタート。予選１本目は小林さんが一人２４秒台に突入したが、２本目になると、和久さん、山岸さんも２４秒台に突入。僅差のＰＰ争いは、逆転で和久さんがＰＰ獲得となった。２位争いは０．０２秒差で山岸さん、３位に小林さんとなった。これに中村さんが２５秒頭のタイムで続き、優勝争いは４台に絞られそうである。

　昼休みを挟んで午後から決勝レース開始となったが、この時点でポツポツと雨が降る始める。特に路面が濡れる様な振りではないが、ここからインターバルを前詰めしながらの駆け足スケジュールに。最初の決勝はアドバンスクラス。スタートで塗さんが梅森さんをパスしてトップに立つが、梅森さんも負けじと追走。ぴったりと背後に付け、プレッシャーをかけるいつもの展開に。僅か０．２〜０．４秒差で追走する梅森さんにも動じない塗さんは、隙を見せずにトップキープ。膠着状態となったトップ争いを後方から阿部さんが追走し、隙を伺う展開に。レース中盤までは大きな変化がなかったのだが、レース終盤に入ったところで３位の阿部さんがミス！マシントラブルからリタイヤとなってしまう。一方のトップ争いは、レース終盤に梅森さんが勝負に出たのだが、自らのミスで後退してしまい、追い上げる間もなくゴール。塗さんが逃げ切り優勝となった。２位は梅森さん、３位には阿部さんに代わって浮上してきた島村さんが入賞となった。

　次はソニックＢ組。トップスタートでＦＦ０３を投入してきた山岸さんがトップを快走するのだが、フロントタイヤに負担が集中するＦＦの為か、中盤にかけて一時ペースダウン。追いかけてきた高橋さんにあっさりとパスされてしまう。山岸さんは何とか踏ん張りたいところだったが、五十嵐さんとの２位争いが激化、ペースが上げられない。終盤にかけてもつれた２位争いは、五十嵐さんが山岸さんをパスし、勝負あり。その五十嵐さんはペースを上げて高橋さんを追いかけたのだが、３秒差を切った所でタイムアップ！高橋さんが逆転でトップゴールとなった。

　ソニックＡ組は、スタートの混乱を上手く抜け出した渡辺さんがトップに立ち、後続が追いかける展開。駿太郎くんと武田さんが２位争いを演じながら追いかけるものの、かえって牽制しあってしまい、ペースが上がらない。しばしバトルとなったが、武田さんが先にミスから最後尾まで後退してしまう。これで駿太郎くんが追い上げスタート・・・と思った矢先、マシンスピードが急にダウン。そのままリタイヤとなってしまう。これで２位に浮上してきたのは谷口さん。しかし、この時点ではタイム差が１０秒有り、谷口さんも半ば諦め気味。しかし、ここで渡辺さんがドライブミスから横転！復帰に手間取る間に、１０秒以上有った差が一気に１秒差！これで火がついた谷口さんは、前半とは別人のような集中を見せ、渡辺さんの背後にぴったりと付ける。そして迎えた残り２分、谷口さんは渡辺さんの背後０．５秒差まで詰め寄り、勝負を賭けに来た・・・のだが、とうとう集中力の限界を迎えたらしく、立て続けにドライブミス（＾＾；ギャラリーのため息と共に６秒差が付いてしまい、万事休す。結局、渡辺さんが優勝となった。２位は無念の谷口さん、３位にはＢ組トップだった高橋さんが入賞。Ａ組３位だった和久さんは逆転されて４位となってしまった（涙）。

　タミヤミニクラスはＰＰ山岸さんを五十嵐さんが追う形でオープニングラップをクリア。谷口くんもほぼ同じペースで追走し、序盤は三つ巴のトップ争いに。谷口くんは、レース中盤に五十嵐さんをパスする見せ場を作ったものの、直後にドライブミス。後退してしまい、高橋さんとの３位争いに。一方トップ争いは山岸さんと五十嵐さんのタイマン勝負に。終盤に勝負を賭けた五十嵐さんがトップを奪うものの、直後に山岸さんがトップ奪還。そのまま逃げ切った山岸さんが辛くも優勝と果たした。２位は五十嵐さん、３位は谷口くんとのバトルを制した高橋さんが入賞となった。

　ミニＣ組あたりになると、雨粒が徐々にハッキリ見えてきたが、以前として路面が濡れる事はなく、湿度が上がってきた程度。そのままレース続行でスタートに。オープニングラップから飛び出してきたのは、トップスタートの阿部さん。後続をぐいぐい引き離し、独走状態に持ち込む。後方では小林直美さんと大橋さんが２位争いを演じるも、阿部さんのペースには及ばず、差が開く一方。レース中盤、注目は２位争い。小林さんが後方から大橋さんを追走、プレッシャーをかけるのだが、先に小林さんの方が根負けしてしまい、じりじり離されてしまう。その後は大きな波乱もなく、阿部さんがトップゴールとなった。

　ミニＢ組は、トップスタートの梅森さんを後続が追いかける展開。序盤は、佐々木さんがぴったりと背後にに付けていたが、後方から追い上げてきた阿部さんにパスされてしまう。しかし、その阿部さんも更に後方から追い上げてきていた大泉さんらにパスされ、２位浮上したのもつかの間、大きく後退してしまう。これでようやく２位が大泉さんに安定、トップの梅森さんを追い上げ始める。レース中盤、大泉さんは、差を１．２秒まで詰めたのだが、ここで僅かにミス。再度差が開いてしまうと、逆にズルズルとギャップを広げられてしまう。そして迎えたファイナルラップ、このまま梅森さんが楽勝で逃げ切りか？と思われたが、最後の最後で梅森さんがミスを犯してしまう。しかし、何とかトップキープのまま復帰し、辛くもトップゴールとなった。

　最後はミニＡ組。この頃になるとあからさまに雨粒が見え始めるほど振りが強くなってくる。急いでレーススタートに。スタートでは３位の小林さんが順位を落としたものの、大きな波乱もなく、ＰＰ和久さんがトップキープ。２位の山岸さんは序盤ペースが上がらず、和久さんが独走態勢に持ち込む。しかし、予選並のペースは長く続かず、徐々にペースダウン、後続との差が広がらなくなってくる。ここでペースを上げたのが小林さん。毎周０．５秒近く差を詰め始めると、２位山岸さんをパスし、レース中盤には和久さんの背後に。和久さんのマシンのインが空いたところをすかさず突いて、ようやくトップに躍り出る。しかし、バトル大好きな和久さんの「やる気スイッチ」も同時にＯＮ（笑）。負けじとペースアップして追走、膠着状態に。しかし、毎周コンマ数秒づつ差が開き始め、レース終盤には２秒差まで開いてしまう。ファイナルラップに小林さんが僅かにミスしたものの、１秒ちょっとのロスに収め、小林さんが逆転優勝を果たした。２位は無念の和久さん。レース後の談では、「雨がもっと強く降ると予想してました」とのことでタイヤチョイスが明暗を分けた模様である。３位には、都澤くんと延々７分間近くバトルしていた山岸さんが、終盤の都澤くんのペースダウンで逃げ切って入賞となった。

　レース後、表彰式の準備中に本格的に降雨、路面もウェットに。先日の耐久第６戦同様、ぎりぎり何とかレースが最後まで開催でき、ほっとする一同であった。

優勝者セッティングデータ

2010年はスプリント／耐久各シリーズでEP／GPクラス併催！
耐久シリーズ　　　　第7戦　2010/7/19（祝）　時計回り　
スプリントシリーズ　第8戦　2010/8/8（日）　反時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
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