りとるてっくｉｔａサーキット
2010シリーズスプリント第5戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは和久さんが圧巻の走りで連続優勝！！
☆アドバンスクラスは谷口くんと梅森さんの激戦に！！
★ソニッククラスは駿太郎くんがＢ組から見事優勝！！
☆ブラシレスクラスは３名ながらも接戦に！！

ミニ、アドバンス：EP、ハーフコース８分間周回レース
ソニック：EP、ハーフコース１０分間周回レース
ブラシレス：EP、ブラシレスモーター限定、ハーフコース５分間周回レース

ミニクラス
２位　山岸　　純さん　優勝　和久　浩一さん　３位　安部　俊幸さん

アドバンスクラス
３位　島村　信義さん　優勝　梅森　伸也さん　２位　谷口　理一くん

ソニッククラス
３位　佐々木　明さん　優勝　鈴木駿太郎くん　２位　渡辺憲一郎さん

全体写真
朝から快晴で気持ちの良い天候に恵まれました(^-^)

　５／９（日）、スプリントシリーズ第５戦が開催された。ゴールデンウィークの好天を引きずる形で好天に恵まれ、朝から晴れ模様。気温は流石に初夏の陽気とは行かなかったものの、春らしい陽気に恵まれた。そんな中集まったのは、アドバンスクラス５名、ソニッククラス２１名、ブラシレスクラス３名、ミニ２５名と概ね盛況。ミーティングの後、早速予選開始となった。

　最初はアドバンスクラスから。今回、塗さん、柏谷さんが欠席で、梅森さんの楽勝と思ったら大間違い、谷口くんが好調でＰＰ争いは意外に接戦。しかし、予選２本目で梅森さんが一気に２５秒台までタイムアップし勝負有り。ＰＰは梅森さん、２位谷口くん、３位小林さんとなった。

　ソニッククラスは３組に分かれての予選。この日のコンディションは、好天に加え乾燥した強めの西風。路温が上がり、低湿度、しかも埃っぽい路面はグリップ不足気味の様で、各車若干挙動を乱し気味。タイム争いも若干低調だったのだが、梅森さんが１本目に２３．１７のタイムを叩き出す。２本目にライバルもタイムアップしてくるが、逆転に至らず、梅森さんがＰＰとなった。２位は最近好調の阿部善弘さん、３位には野村さんが入った。

　今回も開催となったブラシレスクラスは、３名でパワーソースの組み合わせに対しギヤ比を適度に配分。この辺は前回同様、実験クラスたる所以。しかし、安部さんのマシンが最も速く、安部さんの腕も相まって、２位谷口さんを１秒引き離すラップとなり、安部さんがＰＰとなった。

　最激戦のミニクラスもソニック同様、路面グリップが今一つ。最近ＰＰタイムは２４秒台が当たり前だったが、予選１本目では２５秒台前半がやっと。今日はタイムでないなぁ・・と皆が思った２本目、和久さんが２位大泉さんを０．５秒以上引き離し一人２４秒台に叩き込み、ダントツのＰＰ。２位は大泉さん、３位は０．０１秒差で山岸さんとなった。今回も和久さんの圧勝になりそうな予感が・・・（＾＾；

　午後から決勝レースがスタート。最初はアドバンスクラス。ＰＰ梅森さんがトップキープのままオープニングラップをクリア、そのまま逃げに持ち込むところだが、今回は谷口くんが追走。特にストレートの伸びが凄まじく、梅森さんがインフィールドで稼いだマージンを一気に削り取る速さ。２台の間隔はストレート直前では１秒以上に開くのだが、ストレートエンドでは差が一気に詰まり、１秒以内のタイム差で拮抗した争いに。インフィールドで食いつければストレートで一気にパスできる谷口くんは必死で食い下がり、パスできるタイミングを伺う。そして迎えたレース中盤、ストレート直前の高速コーナーで何とか梅森さんの背後に付けた谷口くんが一気に梅森さんをパス！念願のトップに躍り出る。一方、その後方では紅一点の小林さんと島村さんが激しく３位を争う状況。序盤、小林さんが単独３位をキープしていたが、差を詰めてきた島村さんにパスされ、４位に後退。しかし、上達著しい小林さんは、１秒前後の差で島村さんを追走、後方からプレッシャーをかける。そして迎えたレース終盤、隙を突いて島村さんをパスする小林さんであったが、直後に自らミスしてしまい、再度４位に後退してしまう事に。丁度この頃、トップ争いにも異変が。トップに立った谷口くんはそのままじりじり梅森さんを引き離していたのだが、ドライブミスで大きくロス、梅森さんが背後に張り付いてしまう。これで焦ったか谷口くんは次の周でスタックしてしまい、復帰する間に梅森さんを前に出してしまう。諦めない谷口くんはここから猛追。梅森さんのペースダウンと重なり、残り１分で梅森さんの背後に。そして迎えたファイナルラップ、インフィールドで食らいついた谷口くんがストレートで一気に梅森さんをパス！決まった！と思ったのだが、直後のインフィールドの進入で、勢い余って大きくオーバーラン（＾＾；空いたインを易々と抜ける梅森さん。そのままゴールを駆け抜けた梅森さんが辛くも優勝を果たした。２位は無念、谷口くん。３位は小林さんを振り切った島村さんが入賞となった。

　次はソニッククラスＣ組。スタートでトップ阿部さんが武田さんと接触、復帰に手間取り大きく後退してしまう。その武田さんが好調で、序盤から快走、後続をぐいぐい引き離し始める。武田さんのペースに付いていけるのは、後退した阿部さんだけだったのだが、阿部さんはその後自らのミスでスタック、更に順位を下げてしまう。レース終盤、２位菅野さんの後方まで追い上げたのだが、すでに武田さんにラップ遅れにされており、逆転は不可能な状況。序盤から独走した武田さんが、この組トップゴールを果たした。

　ソニックＢ組は、予選不調だった駿太郎くんがトップスタートから快走。佐々木　明さん、谷口さんが追走するものの、暴れる車をねじ伏せつつハイペースを刻む駿太郎くんには付いていけず、差は開く一方。上位陣はそれぞれ単独走行となる。一方、後方では序盤に大きく出遅れた廣田さんが最後尾近くから急速に挽回、レース中盤に４位後藤さんの後方に接近。しばし、後藤さんは廣田さんのプレッシャーを抑えていたのだが、遂にパスされてしまい、５位に後退。代わって廣田さんが４位に浮上する。その後は大きな変動もなく、ゴールとなり、駿太郎くんが独走でこの組トップゴールを果たした。

　ソニックＡ組は、スタートから梅森さんがトップキープ、後続との差を広げようとするが、野村さん、五十嵐さんらが追走、三つ巴のトップ争いに。しかし、序盤に野村さんがミスしてしまい、トップ争いから脱落。梅森さんと五十嵐さんの一騎討ちの様相へ。レース中盤、じりじり迫る五十嵐さんは梅森さんの背後に付けると、梅森さんの隙を突いて、五十嵐さんがトップに立つ。梅森さんも負けじと追走、後方からプレッシャーをかけると、今度は五十嵐さんがドライブミス！梅森さんは労せずしてトップに返り咲く。と、ここでトップ争いがミス合戦で順位が入れ代わる隙に、後方から追い上げてきた渡辺さんが梅森さんの背後に接近。またも梅森さんはプレッシャーに晒される事に。ペース的には十分凌げそうな状況だったのだが、若干リヤタイヤがたれてきたのか、梅森さんが不意にスタック！復帰に手間取る間に、渡辺さんがトップに。後退した梅森さんは、野村さん、五十嵐さん等と激しく２位争いとなり、渡辺さんは大きなマージンを得る事に成功、そのままトップゴールとなった。しかし、ペース的に遅かった渡辺さんはミスは無かったものの、Ｂ組トップの駿太郎くんのリザルトを上回ることが出来ず、総合２位。優勝は駿太郎くん、３位はこれまたＢ組２位の佐々木　明さんが入賞となった。

　ブラシレスクラスは、３名での決勝。下手をすると、単調なレースとなってしまいがちな少人数のレースなのだが、マシン調整が功を奏し、意外に僅差のレースに。スタートでは安部さんがトップだったが、安部さんの隙を突いて、谷口さんがトップに。しかし、ペースが僅かに悪化し始めた谷口さんに対し、安部さん、山岸さんがペースアップ。中盤にかけ、差が一気に詰まってくる。レース後半に入ると、３台のタイム差は２秒以内となり、三つ巴のトップ争い。ここで山岸さんが谷口さんに仕掛け、見事トップに立つと、谷口さんも食い下がるのだが、微妙にアンプの操作フィールが代わってきた為、ドライブミスしてしまい、３位まで後退。代わって安部さんが２位へ浮上、終盤にかけて山岸さんとの差を詰め始める。しかし、山岸さんの背後に付けたところでタイムアップ！山岸さんが優勝、安部さんが２位、谷口さんが３位となった。

　ミニクラスＣ組はトップスタートの渡辺さんが序盤から快走、それを中島さんが追う展開に。勢いのある中島さんは再三渡辺さんの背後に付けるのだが、なかなかパスするまでには至らず。そうこうしている内に中島さんのマシンからタイヤが脱落するハプニングなどもあり、中盤までに一気に順位を落としてしまう。そのまま独走した渡辺さんがこの組トップゴール。２位争いは、終盤に島村さんと後藤さんが激しいバトルを演じたが、猛攻を凌ぎきった島村さんが２位ゴールとなった。

　ミニＢ組は、トップスタートの米木さんがそのままトップに立ち、武田さん、阿部さんらが追う展開に。しかし、武田さんは序盤過敏なマシンに手を焼き、じりじり後退、更に阿部さんもドライブミスから一気に後退してしまう。レース中盤、トップ米木さん、２位には最近足繁く練習に通っている三澤さんで、２台のタイム差は５秒前後。このまま米木さんがセーフティーマージンをキープして逃げそうだったが、徐々にペースが悪化。ペースの落ちない三澤さんとの差がじりじり詰まり始める。レース終盤、ゴール直前に逆転もあり得るかと思われたが、ここで思わぬ伏兵登場。序盤ペースが上がらなかった武田さんが、後半猛チャージ。米木さんを上回るペースで急速に順位を挽回、終盤には三澤さんの背後に付けた。これで苦しくなった三澤さんは、ペースが上がらなくなり、かえって米木さんのリードを増やすことに。そのままタイムアップとなり、米木さんがこの組トップゴールとなった。ちなみに２位はファイナルラップで三澤さんをかわした武田さんとなった。

　ミニＡ組は、強豪・飯野さんがまさかの駆動系トラブルで１輪駆動状態となってしまい、スタート早々リタイヤの波乱。オープニングラップを制したのは、ＰＰ和久さん。決勝でも予選の好調さを持続した和久さんは、序盤からハイペースで逃げを打ち、単独２位走行している大泉さんを毎周１秒近く離していき、中盤には独走態勢に持ち込む。レース前半は３位以下の争いが激しく、中村さんと山岸さんが三度順位を入れ替える接戦だったが、最後に中村さんがドライブミスからクラッシュ、復帰に手間取り大きく後退してしまう。レース後半になると、独走の和久さんも緊張感が無くなってきたか、徐々にペース悪化。しかし、依然、後続とほぼ同じペースで周回しており、差は縮まらない状況。とここで、トップの和久さんがミスを犯し、復旧する間に５秒近くロス、後続の大泉さん、山岸さんとの差が詰まる。ここで気合いを入れ直した和久さんは再び序盤のハイペースを取り戻すと、またも差を広げ始める。一方、ここで大泉さんがミスから後退、４番手まで順位を落としてしまう。代わって３位に浮上したのは安部さん。レース終盤、急激に山岸さんとの差を詰めるのだが、後一歩のところでタイムアップ！逆転成らず、安部さんが久々の３位入賞、２位は山岸さん、そして優勝は和久さんとなった。

　最後に表彰式と抽選会が行われ、スプリント第５戦が終了。アフターレースには操縦台が２０名近いドライバーで埋まるほどの盛況。練習に勤しむ参加者達であった。

優勝者セッティングデータ

2010年はスプリント／耐久各シリーズでEP／GPクラス併催！
耐久シリーズ　　　　第5戦　2010/5/23（日）　　時計回り
スプリントシリーズ　第6戦　2010/6/13（日）　反時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
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