りとるてっくｉｔａサーキット
2011シリーズ耐久第10戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ミニクラスは、野村さんと佐々木さんのタイマン勝負に！！
☆ソニッククラスは最終コーナーで三澤さんが野村さんの隙を突き逆転！！

ミニ、ソニック：EP、ハーフコース15分間周回レース

ミニクラス
３位　山岸　　純さん　優勝　佐々木雅彦さん　２位　野村　順一さん

ソニッククラス
２位　三澤　崇弘さん　優勝　小林謙一郎さん　３位　野村　順一さん

全体写真
絶賛・参加者募集中！！！　Part3　m(_　_)m

　１０／２３（日）、耐久シリーズ第１０戦が開催された。この日は、朝まで雨模様だったのだが、日が高くなるにつれて気温が上昇。夏を思わせるほどの陽気に。しかし、行楽シーズン真っ直中のこの日も参加者は少なめで、少数精鋭でのレースとなった。

　予選最初はソニッククラス。予選１本目では三澤さんが２６．００をマークし、１本目では暫定トップとなったが、２本目に野村さんが一気にタイムアップ！２５．３５をマークし、同じく２５秒台に入れた三澤さんを振り切って、見事ＰＰを獲得。２位は２５．９４の三澤さん、３位には２６．３９で山岸さんが付けた。

　ミニクラスの予選は、野村さんが今回も好調で、１本目から２７秒前半のタイムを連発するものの、２本目には佐々木さんが２７．０１をマークし、逆転でＰＰを獲得。野村さんは２位に甘んじることに。３位には三澤さんは付けたが、ほとんどが２７秒台のタイムを記録し、接戦の予感がする予選となった。

　午後からは決勝レースがスタート。最初はソニッククラス。序盤に山岸さんがマシントラブルから緊急ピットイン、修理に手間取る波乱。一方、その他の４名は混戦模様であったが、佐々木さんがミスから後退、三つ巴のトップ争いに。しかし、その直後に三澤さんがミスから後退、最後尾スタートした小林さんがトップに立ち、それを野村さんが追う形となった。ハイペースで逃げる小林さんは、じりじり野村さんを引き離し始め、独走態勢に。一方、追う野村さんは、逆にライバル佐々木さんの追走を受け、徐々に差を詰められる厳しい展開。更に佐々木さんの後方からは三澤さんが追走しており、折り返しのレース中盤では、野村さんと佐々木さんのさが約４秒、佐々木さんと三澤さんの差が１秒。その後、後方の２台は連なって野村さんに近づいてくる。レース終盤になると、佐々木さんが野村さんの背後に張り付き、その差は０．５秒！厳しい展開となったが、ここで佐々木さんがミスを連発してしまい、４位に後退。代わって三澤さんが３位に浮上し、野村さんを追い始める。残り２分、野村さんのわずか０．３秒後方に三澤さんがぴったり付け、隙を伺う。すでに１３分以上走行してきており、最後の集中力を振り絞って、野村さんは三澤さんの追撃をかわし続ける。そして迎えたファイナルラップ。相変わらず０．４秒弱の差で突入し、野村さんはコーナー一つ一つを確実に押さえて走る。インフィールド、ストレート、中速セクションを無難に乗り切り、最後のヘアピンもクリア。そして計測ライン直前の最終コーナーへさしかかったところで、逃げ切りを確信した野村さんの集中力が僅かにゆるむ！と、野村さんのラインが車１台分ふくらんだ隙を迷わず三澤さんが突く！そしてインを刺した三澤さんのマシンは野村さんの半車身前で計測ラインを通過！！何と０．０５秒差で野村さんをかわして大逆転の２位入賞となった。野村さんは悔やみきれない３位。優勝は、序盤から独走逃げ切りを決めた小林さんとなった。

　ミニクラス決勝は、ソニック決勝終了後にスタートしたものの、レース中盤ににわか雨が降り出し、一時中断。天候の回復を待って、再レースとなった。にわか雨直前までは暑いほどの陽気であったが、寒冷前線の通過に伴い、一気に秋らしい陽気に。路面温度の低下が心配されたが、そこまでの影響はなく、再レースがスタート。スタートから、永遠のライバルこと、野村さんと佐々木さんの二人がトップ争いを展開。三澤さんが追ったが、ミスから後退してしまい、二人のタイマン勝負に。ＰＰ佐々木さんはオープニングラップこそトップキープしたものの、野村さんがパスしてトップ奪還。そのまま逃げを打つが、佐々木さんもそうはさせじと追走。１秒前後の差で追う。レース中盤にかけて０．３秒差まで佐々木さんは詰め寄ると、野村さんのミスを誘い、トップに返り咲く事に成功。野村さんは逆に離され、３秒差となってしまう。その後、追う野村さんに対し、佐々木さんも僅かにミス。差が２秒を切ったところで、今度は佐々木さんが大きなミス！野村さんが再度トップに。しかし、ここで気合いが入った佐々木さんは、終盤に来て、驚愕の２６．３３！！！のベストラップをマークしつつ、野村さんを急追すると、残り４分で遂に野村さんを再逆転！４度のトップ交代劇を経てトップ争いはファイナルラップまでもつれ、野村さんが最後まで諦めずに佐々木さんの隙を伺ったものの、凌ぎきった佐々木さんが逃げ切って優勝となった。２位は追走届かず、野村さんとなった。３位争いは、レース序盤で大きく遅れた三澤さんが、終盤、山岸さんの背後まで迫ったものの、１秒差をキープした山岸さんが逃げ切って３位入賞となった。

　午前中は汗ばむほどの陽気で、昆虫が数多く飛び回る程だったが、寒冷前線通過後は一気に昆虫たちも霧散。過ごしやすい陽気となり、表彰式と抽選会が行われ、レースも無事終了。少数で寂しい人数ではあったが、熱い接戦にヒートアップした好レースで充実した一日となった。次回も熱戦を期待したい。

優勝者セッティングデータ

スプリントシリーズ　第11戦　11/13（日）　時計回り
EP２時間耐久レース　　　11/23（祝）AM　時計回り
ビギナーだけのレース　　11/23（祝）PM　時計回り
耐久シリーズ　　　　第11戦　11/27（日）　時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
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