りとるてっくｉｔａサーキット
2011シリーズ耐久第４戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

☆N1クラスは、唯一ほぼノートラブルで走り切った佐藤　厚さんが優勝！！
★ミニクラスは、小林さんと梅森さんの２位争いを尻目に野村さんが久々優勝！！
☆ソニッククラスは三澤さんが文句なしの独走優勝！！

N1：GP、フルコース２０分間周回レース
ミニ、ソニック：EP、ハーフコース15分間周回レース

N1クラス
２位　佐々木雅彦さん　優勝　佐藤　　厚さん　３位　山岸　　純さん

ミニクラス
２位　小林謙一郎さん　優勝　野村　順一さん　３位　梅森　伸也さん

ソニッククラス
２位　小林謙一郎さん　優勝　三澤　崇弘さん　３位　梅森　伸也さん

全体写真
ちょっと寂しい人数ですが、震災の影響の少なかった皆さんにお集まり頂きました。
塗さんも無事な姿が見られて、嬉しい限りです(^-^)

　　４／２４（日）、耐久シリーズ第４戦が開催された。耐久シリーズは、オーナーの大怪我と東日本ｄ大震災の影響で２戦連続中止となり、３ヶ月ぶりの開催。折しもこの日は、朝方には雨が止み、朝から青空が広がり晴天に。風が若干強かったが、暖かい１日となった。しかし、このご時世、なかなかラジコンに貴重な好天を当てられる方は少ないようで、１０人程度の少数でレース開催となった。しかし、そんな中でも、愛車を流されてしまった塗さんが参加されたのにはビックリ。何でも、震災前に通勤用の車を手配していたとか、津波に流された愛車から取り出したラジコンの受信機が奇跡的に生き返ったとか、いろんな幸運に恵まれたお陰らしい。一歩間違えば、津波に流されたかもしれないエピソードなど、ビックリするような話も飛び出したが、無事に会えてホッとしました。

　さて、そんなほのぼのムードから予選がスタート。最初はＮ１クラス。佐藤　厚さん、佐々木雅彦さん、山岸　純さんの３名でタイムアタックとなるが、手練れの３名は接戦を展開。２５秒台のタイム争いとなったが、２本目に佐藤　厚さんが遂に２４秒台に突入し、ＰＰを獲得。２位争いは、１本目のタイムを更新できなかったが、山岸さんが僅かに佐々木さんを上回り２位をゲット。佐々木さんが３位となった。

　次はソニッククラス。７名での予選は、いつものレース仲間の激戦となったが、この日ひと味違ったのが三澤さん。１本目で好タイムを連発、２６秒頭付近で暫定トップに。しかし、２本目では、今年いきなり速くなった谷口さんがひとり２５秒台に突入！２５．８３のタイムでＰＰとなった。しかし、三澤さんとは０．２秒無く、僅差。３位には野村さんが付け、いつもとひと味違う上位陣となった。

　最後はミニクラス。こちらは、今年一番のハイペースな予選に。前回のスプリント第４戦では２９秒を切るのが極一握りだったのだが、この日は８人中５名が２９秒を突破。トップ争いは小林さん、梅森さん、野村さんの三つ巴となるが、熾烈を極め、０．０１秒を争うことに。１本目では小林さんが先手を打って２８．０２を記録したが、２本目では梅森さんが２８．０１！更に野村さんは遂に２８秒を突破し、２７．９８で激戦の予選を制しＰＰとなった。しかし、３名のタイム差は僅か０．０３。決勝は激戦必至か。

　長めの昼休みを挟んで午後から決勝レースがスタート。最初のＮ１クラスでは、オープニングラップで３位の佐々木さんがトップに立ち、厚さんと山岸さんが追う展開。厚さんと山岸さんはその後の数周で徐々にペースアップ。一方、佐々木さんはラップが安定せず、一気に追いつかれてしまう。ミスを見逃さない厚さんが易々とトップに出ると、一気に差を広げ始める。負けじと佐々木さんが追い上げ、厚さんの背後まで迫ったのだが、厚さんがここで踏ん張り、落ちつつあったペースを一気に取り戻すと、佐々木さんを突き放す。そして迎えた最初の給油では、厚さんと山岸さんがそつなく給油を終える一方、佐々木さんは給油直前にまさかのエンスト。復帰までに１周ロスしてしまう。こうなるとトップ争いは厚さんと山岸さんの一騎討ちとなるが、レース折り返しの１０分過ぎ。今度は山岸さんがエンスト（＾＾；。こちらは止まった場所が悪く、回収に時間が掛かり、復帰まで２周ロスしてしまった。その山岸さんは、レース終盤にもエンスト。無念の３位となってしまった。２位は佐々木さん、優勝は序盤のドライブミス以外はノートラブルだった厚さんとなった。

　次はソニッククラス。オープニングラップはＰＰ谷口さんと２位三澤さんが順位キープ、３位には野村さんをパスした小林さんが浮上。そのまま序盤は進むかと思われたが、谷口さんはバッテリー容量が少ないため、ハナから完走できない見込みだったので、２周目にしてコース脇にストップ。代わってトップに立ったのは三澤さん。小林さんが２位で追走するものの、途中、いきなり走行再開してきた谷口さんに気を取られ、ミスなどもあり、気が付くと三澤さんと５秒差（＾＾；。「やばい！！」と三澤さんを追うモードに切り替えた小林さんであったが、この日の三澤さんは安定してペースが速い。序盤はじりじり離される一方で、レース中盤までに１０秒もの差が付いてしまう。一方、その後方からは梅森さんがひたひたと追走、小林さんとの差を２秒まで詰めてくる。しかし、後半は前半と代わらないペースを維持した小林さんに対し、梅森さんは僅かにペースダウン。徐々に差が広がり、逆にようやくコース慣れしてきた４位の塗さんに差を詰められる状況に。２位の小林さんは僅かに三澤さんとの差を詰めたが、１０秒差は如何ともし難く、結局、三澤さんがツーリングカーのレースで初優勝を果たした。２位は小林さん、３位梅森さんとなった。

　最後はミニクラス。オープニングラップは野村さんが取ったが、直後に梅森さんがパスし、序盤は梅森さんを先頭に、野村さんと小林さんが追う展開。この日の野村さんはコーナーもさることながら、ストレートの伸びが良く、労せずして小林さんを引き離すと、梅森さんの背後に。ここで梅森さんがミスを犯し、野村さんは楽々トップに返り咲く。パスされた梅森さんの背後には小林さんが張り付き、しばし膠着状態。１秒を切る僅差のまま５周ほど連なって走行するが、小林さんのペースが若干落ち、梅森さんは単独２位へ。逆に野村さんとの差を徐々に詰め始めたが、レース後半に入ったところで痛恨のミス！復帰に手間取る間に、３位に後退してしまう。２位に浮上した小林さんは野村さんを追うものの、なかなか差を詰められない。そうこうしていると、復帰している梅森さんが小林さんをを猛追。一気に小林さんの背後に付けると、レース終盤は熾烈な２位争いに発展。僅かなミスを突いてお互い抜き返すこと３回。ゴール直前には梅森さんが２位に浮上したのだが、最後の最後で自爆（＾＾；土壇場で小林さんが棚ぼたの２位でゴールとなった。３位は無念の梅森さん。序盤からトップに立った野村さんがそのまま逃げ切って優勝となった。

　最後に表彰式＆抽選会が行われ、耐久第４戦が終了。参加者が少なく、時間が余るような日程であったが、いつか、夕方まで掛かるような大勢で、またレースがしたいものである。

優勝者セッティングデータ

スプリントシリーズ　第5戦　5/　8（日）　時計回り
耐久シリーズ　　　　第5戦　5/22（日）　時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
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