りとるてっくｉｔａサーキット
2010シリーズ耐久第9戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

☆N1クラスは、佐藤　厚さんがガス欠してしまうも、後半山岸さんを猛追！！
★ミニクラスは、武田さんがライバルの追撃を退け、見事優勝！！
☆ソニッククラスはＰＰ小林さんが独走し、２連勝！

N1：フルコース２０分間周回レース
ミニ、ソニック：EP、ハーフコース20分間周回レース

N1クラス
２位　佐藤　　厚さん　優勝　山岸　　純さん　３位　渡辺　新吉さん

ミニクラス
２位　佐藤　　厚さん　優勝　武田　剛志さん　３位　梅森　伸也さん

ソニッククラス
２位　山岸　　純さん　優勝　小林謙一郎さん　３位　野村　順一さん

全体写真
今回も参加者少なし。涼しくなったのに・・・日が悪かったか？

　９／１９（日）、耐久シリーズ第９戦が開催された。ようやく秋らしい気温になってきたものの、北の高気圧が連れてきた前線の影響で、朝からどんよりと曇り空。しかも３連休の中日でタミグラ宮城大会の直前と、最悪の開催日となってしまったようで、参加者は二桁にも届かない寂しい状況（＾＾；。おまけに小雨も降り出し、開催すら危ぶまれたが、何とか通り雨で済み、開催に漕ぎ着けた。

　予選最初はＮ１クラス。いつもの厚さんに、久々参加の渡辺さん、山岸さんを加えた３名でのタイムアタックとなったのだが、「エンジン掛かるかなぁ・・・」と一番心配していた山岸さんが１本目から快走。一方、厚さん、渡辺さんはトラブルで満足に走れず、２本目にかける。その２本目では厚さんが山岸さんに迫ったものの、越えるまでは至らず。山岸さんがＰＰ、厚さんが２位、渡辺さんが３位となった。

　次はソニッククラス。６名での予選となったが、１本目から小林さんと梅森さんが２３秒台に突入、タイム更新を繰り返すが、小林さんが２３秒前半に乗せて、暫定ＰＰ。２本目は小林さんが出走せず、梅森さんが逆転に挑む。ここに山岸さんも加わりタイム更新を狙うが、２名とも２３秒に乗せるのがやっとで、小林さんがＰＰとなった。２位は梅森さん、３位山岸さんと続いた。

　最後はミニクラス。５名での予選は接戦模様で幕開け。１本目から野村さんと佐々木さんが２５秒台に突入、特に野村さんがいち早く２５秒前半に突入し、暫定ＰＰに。２本目ではライバル佐々木さんがタイムを上げ始め、遂に０．０５秒差でトップタイムを叩き出し、逆転でＰＰをゲット！２位は野村さん、３位には梅森さんが続いたが、梅森さんは１秒以上の差があり、ちょっと付いていくのは厳しそう。

　午後から決勝レースがスタート。最初はＮ１クラス。スタートで出遅れた山岸さんをあっさりパスした厚さんがオープニングラップを制し、そのまま逃げの体制に入るが、山岸さんが猛追。背後に付けると、若干安定感に欠ける走りの厚さんがミスしてしまい、山岸さんがトップに。負けじと厚さんは山岸さんを追走、すぐに山岸さんの背後まで迫ったものの、直後にペースダウン。再度差が開き、４秒差となったところで最初の給油に。山岸さんは問題なく給油を終えたが、直後に給油に入った厚さんがまさかのエンスト（＾＾；すぐさま給油と再スタートを行ったものの、タイムロスは大きく、一気に２０秒を失ってしまう。しかし、厚さんはめげることなくペースアップ。じわじわと差を詰め始める。トップの山岸さんは後方との差をアナウンスで確認しながらのドライブで、この時点ではまだまだ余裕か。時折ミスしながらも毎周１秒近いペースで差を詰める厚さんは、次の給油までに１５秒差まで接近。このままのペースで行くと、ゴールまでに数秒差が残る計算だが、手綱を緩めることなく追走再開。残り２分までは良い感じで差が詰まっていったが、差が５秒を切った所で、山岸さんが満を持してのペースアップ。流石にこうなると厚さんも差を詰めるペースがダウンしてしまう。山岸さんのミスに一縷の望みを託した厚さんであったが、山岸さんはミス無く走りきり、見事逃げ切り優勝を果たした。２位は厚さん。あのエンストさえなければ・・・（涙）。３位は渡辺さんとなった。

　ここで小雨が降ってきたため、３０分程度回復を待ち、雨が上がったところでレース再開。幸い路面はドライをキープできたため、すぐにソニッククラスがスタートに。オープニングラップを制したのはＰＰの小林さん。２位以下が牽制しあってペースが上がらないと見るや、一気にここでベストラップを叩き出して差を広げる。追うのは梅森さんであったが、バッテリーの持ちに不安が有るのと、後方の山岸さんのプレッシャーもあり、２位キープに専念する形に。梅森さんと山岸さんのペースはほぼ一緒でなかなか差が付かない。１５周を過ぎても２秒弱の差で膠着状態。しかし、ここで梅森さんがペースアップ。自己ベストラップを記録しつつ逃げを打つと、１０周ほどで７秒差まで差を広げる事に成功。しかし、これで気が緩んだか、２周立て続けにミスしてしまい、４秒差に逆戻り。この展開を見て、山岸さんは焦らずペースを安定させると、徐々に梅森さんに接近。１０周ほどで２秒を切る差に。ここからしばし我慢比べに入るが、残り４分を切ったところで梅森さんは懸念していたバッテリーダウンに見舞われ、一気にペースダウン。山岸さんは労せずして２位に浮上、単独４位を走行していた野村さんも３位の表彰台圏内に。２位に浮上した山岸さんも直後にペースダウンするものの、何とか野村さんとの差をコントロールしつつゴール！山岸さんが２位、野村さんが３位入賞。優勝は独走していた小林さんとなった。

　最後はミニクラス。スタートではＰＰ佐々木さんが飛び出して、そのまま独走態勢に・・・と思ったら、なんと計測用発信器の付け忘れ（＾＾；見た目はトップなのに、計測上は最下位。いきなり５周のハンデで序盤にして戦線離脱となってしまう。代わってトップに立ったのは野村さん。しばしトップをキープするものの、後方から武田さんが追走。背後に迫った武田さんと抜きつ抜かれつのバトルに。数周後、勢い余って野村さんと武田さんが接触し、２台とも横転してしまったが、武田さんは自力で復帰する一方、野村さんは亀になってしまいマーシャル待ち（＾＾；。これで一気に差が５秒近くまで開いてしまう。しかし、これで気合いが入った野村さんは、ハイペースを刻み、中盤までに武田さんの背後に。トップ奪還の隙を狙う。しかし、レースも折り返しの１０分過ぎ、序盤のクラッシュ時から異音を発していた野村さんのマシンは、駆動が掛からなくなり、無念のリタイヤとなってしまう。これでトップの武田さんは楽になったか・・・と思いきや、いつの間にかひたひたと佐藤　厚さんが迫ってきていた。野村さんと入れ代わる形で背後に付けると、その差は１秒を切り、緊迫の展開に。しかし、数周後に厚さんが自爆してしまい、その差は６秒ほどに開く。これで諦める様な厚さんではなく、またも淡々と差を詰め始めると、レース終盤には２秒差まで詰め寄る。残り１０周以上あり、厚さんにチャンスがありそうだったのだが、ここから僅かなミスを２回犯してしまった厚さんは、結局差を詰められず。武田さんがミニクラス初優勝を果たした。２位は厚さん、３位には後半苦しい走行だった梅森さんが入賞となった。

　最後に表彰式＆抽選会が行われ、耐久シリーズ第９戦が終了。来月こそは大勢の参加者を期待したい。　

優勝者セッティングデータ

2010年はスプリント／耐久各シリーズでEP／GPクラス併催！
スプリントシリーズ　第10戦　2010/10/10（日）　反時計回り
耐久シリーズ　　　　第10戦　2010/10/24（日）　反時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
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