りとるてっくｉｔａサーキット
2010シリーズ耐久第7戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

★ＧＴクラスは、ＰＰ厚さんにまさかのミッショントラブルが・・・
☆インファーノＧＴクラスは、がっぷり四つのタイマン勝負。果たして結果は・・・！！
★ミニクラスは、佐々木さんが後続を引き離して独走優勝！！
☆ソニッククラスはＰＰ小林さんが発信器を付け忘れる大失態（＾＾；

GT、インファーノＧＴ：ＧＰ、フルコース20分間周回レース
ミニ、ソニック：EP、ハーフコース20分間周回レース

ＧＴクラス
２位　鈴木　　亙さん　優勝　武田　剛志さん　３位　佐藤　　厚さん

インファーノＧＴクラス
２位　佐藤　　厚さん　優勝　鈴木　　亙さん

ミニクラス
２位　野村　順一さん　優勝　佐々木雅彦さん　３位　谷口　二郎さん

ソニッククラス
３位　山岸　　純さん　優勝　野村　順一さん　２位　小林謙一郎さん

全体写真
梅雨明け直後で、めっちゃ暑かったです（＾＾；；；；；

７／１９（祝）に耐久シリーズ第７戦が開催された。第４日曜日がタミヤＧＰ岩手大会とかちあうため、１週間前倒しに日程変更されたのだが、３連休の最終日で行楽に行かれた方が多かったらしく、また、朝から暑さの厳しい天候で参加者はかなり少ない状況。しかし、少数精鋭での熱戦となった。ゆったりしたスケジュールで遅めの時間から予選スタート！

　最初の予選はＧＴクラス。急遽参加となった佐藤さんも含めて４名でのタイムアタックに。Ｎ１で最近好調の武田さんと、強豪佐藤　厚さんの一騎討ちの様相となり、３１秒台のＰＰ争い。しかし、僅差で佐藤　厚さんが武田さんを下し、ＰＰを獲得。２位は武田さん、３位には鈴木　亙さんが付けた。

　次はソニッククラス。５名でのタイムアタックとなったが、このクラス初参加の小林さんが快調。１本目に２３．５２を記録し、早々とＰＰ当確。２位番手争いが激戦となったが、野村さんが、谷口くん、佐々木さんを上回り、見事２番手をゲット。３位には谷口くんが付けた。

　インファーノＧＴクラスは、待ちに待った真夏の到来。主流のＧＲＰ製タイヤのエクストラソフトが、真夏の路面温度になるとベタベタと溶けて最高のグリップを発揮するからなのだが、当然、亙さん、厚さんもエクストラソフトをチョイス。巨体に似合わないクイックなコーナリングを見せる。今回のタイマン勝負はほぼ互角。共に３２秒台に（ＧＰツーリングの１秒落ち！！）突入、僅差の争いになったが、０．３秒厚さんの方が上回り、辛くもＰＰ獲得となった。

　予選最後はミニクラス。５名でのタイムアタックとなったが、こちらは全員のタイム差が１．２秒以内の接戦。大半が２６秒台だったのだが、一人、佐々木さんだけがぎりぎり２５秒台に突入しＰＰを獲得。２番手には２６秒頭のタイムで谷口さん、３番手にはＭ０４使いの佐藤　厚さんが付けた。

　長めの昼休みを挟んで決勝レースがスタート。最初はＧＴクラス。スタートで武田さんが厚さんをパスし、一気にトップに出る一方、その厚さんは何と２速に入らないアクシデント。序盤にして、ストレートスピードハンデが付く厳しい状況に。しかし、インフィールドでタイムを削る厚さんは武田さんに食い下がり、序盤は数秒差で推移する。しかし、レース中盤にかけてドライブミスから遅れると、最初の給油でエンストを喫し、一気に差が開いてしまう。これで武田さんは楽々独走態勢に持ち込む。一方、後退した厚さんは３番手。２番手にはインファーノＧＴのライバル、亙さんが走行。その差は２０秒近い状況で、これで順位確定・・・かと思われたが、ここから厚さんはトップの武田さんを凌ぐペースで走行。ぐんぐんその差を詰め始める。そして迎えた２回目の給油、タイム差は８秒ほど有ったのだが、給油作業で一気に差が詰まり、給油を終えると５秒差まで接近。今が勝負時！と判断した厚さんは、亙さんを猛追、背後に付けると、激しくプレッシャーをかける。数周凌いだ亙さんだったが、遂にパスされてしまう。２番手に浮上した厚さんは、亙さんを引き離し、そのままゴール！２位入賞を果たした。３位は無念の亙さん。そして優勝は独走で武田さんとなった。

　次はソニッククラス。オープニングラップは小林さんがトップ通過・・・？！と思ったら、発信器を付け忘れて居たようで、急遽ピットストップ（＾＾；小林さんは、あっという間にほぼ２周差のハンデを背負うことに（苦笑）。トップに立ったのは、２番手スタートの野村さん。序盤は谷口くんが背後にぴったり付けていたが、後方から追い上げてきた山岸さん（FF03）が２番手に浮上すると、更に野村さんに接近。２秒前後有った差が、１秒前後まで詰まる。しかし、山岸さんは野村さんをパスするまでには至らず、ここからお互い我慢比べの様相に。レース中盤まで一進一退の攻防だったが、９分経過時に猛烈なペースで序盤のロスを挽回してきた小林さんと山岸さんが絡んでしまい、３秒前後まで差が開く。ここで山岸さんは再度ペースを上げて野村さんに食らいつくが、後半になると２輪駆動の負担でフロントタイヤが怪しくなり、ペースが落ち始める。これでようやく楽になった野村さんが、トップ安泰・・・かと思われたが、小林さんが同一周回まで猛追しており、このままのペースで行くと、ゴール間際に追いつかれる勢い。しかし、その小林さんも谷口くんをパスする際にミスしてしまい、挽回するまでに数周をロス。野村さんに追いつくのは本当にぎりぎりの残り時間に。そして迎えた残り２分、遂に小林さんは２位の山岸さんの背後に。しかし、山岸さんはここで意地を見せ、小林さんの猛攻を防ぐ。しかし、異常なほど山岸さんの背後に付ける小林さんは０．０３秒差まで詰め寄ると、ぎりぎり山岸さんをパス。しかし、この間に５秒以上をロスしてしまい、しかも残り１分。遂に野村さんを捉えることは出来ず、２位入賞となった。優勝は逃げ切った野村さん、３位が山岸さんであった。

　インファーノＧＴクラスは、亙さんが厚さんの隙を突いてトップに立つと、厚さんが背後に付け、バトルがスタート。今回は亙さんも鋭いライン取りを見せ、厚さんに一歩も引かない。数秒差で付いたり離れたりを繰り返しながら、最初の給油を迎える。先にピットインしたのは亙さんであったが、後から入った厚さんの作業が速く、この間に亙さんは厚さんにパスされてしまう。しかし、今回の亙さんはひと味違い、負けじと厚さんを追走、３秒有った差を１秒まで詰める。ここで２回目の給油に２台が同時ピットイン。緊張する場面だったが、ここでも厚さんがいち速くピットアウトすると、折角詰めた差が８秒まで開いてしまう。ここまで差が開くと流石に亙さんも逆転は難しい。誰もがこのまま厚さんがトップゴール・・・と思ったのだが、残り３分で津厚さんは、なんとエンスト（＾＾；再始動を試みるも、結局リタイヤとなってしまう。亙さんはトップに返り咲くとそのままゴール、の筈だったが、最終ラップで横転→エンストしてしまい、結局２台とも途中リタイヤ扱いとなってしまった（苦笑）。とにもかくにも、亙さんが先月に続いて２連勝となった。

　最後はミニクラス。ＰＰ佐々木さんがホールショットを奪い、そのまま独走態勢に持ち込む。追う後続はペースが違い過ぎ、ずるずる離される苦しい状況。トップの佐々木さんは序盤にミスして復帰に手間取るものの、ぎりぎりトップキープのまま復帰。またも後続を引き離しにかかる。一方、２番手争いは、谷口さんと野村さんが接戦模様。谷口さんが２位だったが、野村さんを抑えるので精一杯。佐々木さんの独走を許してしまう。谷口さんと野村さんのバトルは抜きつ抜かれつを繰り返しながら、レース中盤まで続いたが、谷口さんがドライブミスから横転してしまい、差が開いてしまう。逆に谷口さんはようやくプレッシャーから解放されたはずだったが、今度は４位の厚さんが急接近。一時は厚さんを振り切ったのだが、油断するとまた厚さんがじわじわ詰めてくる。なんとか広げた差も僅かなミスで消し飛んでしまう、緊迫した展開は終盤まで続いたが、最後に谷口さんは厚さんの猛攻を凌ぎきり、辛くも３番手でゴールとなった。２位は野村さん、優勝は佐々木さんであった。しかし、このレース一番満喫したのはおそらく谷口さんだったであろう。

　最後に表彰式と抽選会が行われ第７戦も無事終了。今年の夏は決結構暑い日にレースとなりそう。くれぐれも水分補給は忘れないようにお願いします。　

優勝者セッティングデータ

2010年はスプリント／耐久各シリーズでEP／GPクラス併催！
スプリントシリーズ　第8戦　2010/8/8（日）　反時計回り
耐久シリーズ　　　第8戦　2010/8/22（日）　反時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
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