りとるてっくｉｔａサーキット
2010シリーズ耐久第4戦
レースレポート
りとるてっくｉｔａレース運営委員会

☆N1クラスは、佐々木さんと山田さんの一騎討ちに！！
★ＧＴクラスは、小林さんが厚さんとのタイマン勝負を制す！！
☆インファーノＧＴクラスは、圧巻の走りで厚さんが優勝！！
★ミニクラスは、序盤大混戦！ＰＰ和久さんが逆転優勝！！
☆ソニッククラスは梅森さんを振り切った五十嵐さんが優勝！！

N1、GT、インファーノＧＴ：ＧＰ、フルコース20分間周回レース
ミニ、ソニック：EP、ハーフコース20分間周回レース

N1クラス
３位　渡辺　新吉さん　優勝　佐々木雅彦さん　２位　山田　鉄也さん

ＧＴクラス
優勝　小林　謙一郎さん　２位　佐藤　　厚さん

インファーノＧＴクラス
２位　阿部　善弘さん　優勝　佐藤　　厚さん

ミニクラス
３位　飯野　喜貴さん　優勝　和久　浩一さん　２位　山岸　　純さん

ソニッククラス
２位　梅森　伸也さん　優勝　五十嵐　優さん　３位　柏谷　　仁さん

全体写真
久々に春らしい陽気でしたが、人数少なかったです（＾＾；
みんな花見に行ったかな・・・

　４／２５（日）、耐久シリーズ第４戦が開催された。今春の仙台は時折真冬の寒さが舞い戻る異常気象。前日まで満開の桜に似つかわしい寒さだったのだが、この日は久々の晴天に恵まれ、気温もようやく春らしい陽気に。しかし、こんな状況のためか、行楽に出かけた方が多かったようで、参加人数は今一つ（＾＾；。気を取り直して、のんびりレース開催と相成った。

　最初はN1クラス。４名でタイム争いとなったが、暫定ＰＰタイムと思われた、大野さんのラップが集計されないラップだったことが判明（最初のラップは無視される仕様です。こうしないと、ずるが出来ちゃうので。あしからず）。２本目に挽回を図るが、メカトラブルが発生し、大野さんは３位止まり。一方、ＰＰ争いは、佐々木さんと山田さんの接戦。０．０８秒差で佐々木さんが辛くもＰＰ獲得となった。初参加の渡辺さんも好タイムを記録した。

　次はGTクラス。小林さんと厚さんのタイマン勝負となったが、思いの外、接戦に。共に３０秒台のベストを記録したが、小林さんがＰＰを獲得、厚さんが２位となった。

　インファーノＧＴクラスは、鈴木　亙さんが欠席で、厚さんと阿部さんの一騎討ちに。しかし、マシンの熟成とドライビング共に佐藤　厚さんの方が数段上。厚さんは自己のGTクラスの予選ベストから０．６秒落ち（！！）の驚異的なタイムをマークし、阿部さんを圧倒。見事ＰＰ獲得となった。

　ソニッククラスは、今回も梅森さんが優勢と見られたが、五十嵐さんが好タイムを連発。安部さんと共に梅森さんを上回るラップをマーク。接戦となったが、五十嵐さんが見事ＰＰに。以下、安部さんが２位、梅森さんが３位となった。

　予選最後のミニクラスは、久々に１クラス９名での開催。全般的に今一つラップが出ないコンディションだったが、一人和久さんが好タイムを連発。２４秒台に突入すると、そのままの勢いで24.52のミニクラスのコースレコードを樹立し、ぶっちぎりのＰＰ。２位山岸さんも２４秒台に入れたものの、和久さんの速さには太刀打ちできず（＾＾；。決勝はスタートで和久さんが逃げると独走の可能性が。

　長めの昼休みを挟んで午後から決勝レースがスタート。最初はＮ１クラス。予選でメカトラブルが出た大野さんは、トラブル解消できず、スタートできず（無念）。３名でスタートすると、山田さんと佐々木さんがトップ争いを展開。渡辺さんは初参加のため、欲を出さずに完走狙いとマイペースの走行となる。山田さんが２周目に佐々木さんをパスしてトップに立つと、その後はしばらく一進一退の攻防。数秒差のギャップのまま、レース中盤に。最初の給油が終わると、数秒差有った差が、一気に１秒を切る接戦に発展。追う佐々木さんはイケイケの展開だったのだが、ここでミスしてしまい、３秒以上の差に開いてしまう。しかし諦めない佐々木さんはここからプッシュ。じわじわ差を詰め始めると、程なく２回目の給油に。ここで給油作業の時間差が出て、給油が終わると佐々木さんがトップに。これで焦ったか、山田さんはそれまでと打って変わってミスを連発してしまい、一気に１０秒以上の差に開いてしまう。これで楽になった佐々木さんは、そのままトップをキープしゴール！見事逆転優勝となった。２位は無念の山田さん、３位は見事完走した渡辺さんとなった。

　次はＧＴクラス。予選では共に３０秒台のベストラップだった小林さんと厚さんだったが、小林さんはスタート直後から２９秒台のラップを記録。一方、追う厚さんは２周目にミスしてしまい、序盤にして７秒差に。その後、厚さんも予選以上のラップで小林さんを追うのだが、コンマ数秒のラップペース差でじりじり差が広がる苦しい展開。共にレース経験十分の両者はほぼノーミスで最初の給油を迎えると、ほぼ同時にピットイン。ピットアウト後も同じペースで走行を続ける。２回目の給油前になると小林さんが厚さんの背後に迫り、ラップ遅れにしようと接近してくるが、この頃になると両者微妙にペースダウン。流石に２０分の終盤になると、タイヤも人間もたれてくる様子。しかし、ミスのない２名の差は大きく変動することもなく推移。そのまま逃げ切った小林さんが優勝、厚さんが２位となった。

　こちらもタイマン勝負となったインファーノＧＴクラスは、ＰＰ厚さんがＧＴクラスに続けてのレース。ここに阿部さんの勝機が有ると思われたのだが、１周当たり２秒のラップペース差は如何ともし難く、序盤から厚さんがぐいぐい阿部さんを引き離す展開に。最初の給油を終えたところまでは、阿部さんは同一周回だったのだが、インフィールドで壁にヒットしたマシンがハーフスピン。そこから復帰する際、コース仕切りの隙間からコースを逆戻りする形になってしまい（＾＾；、その隙に厚さんにラップ遅れにされてしまう。レース終盤、２回目の給油でも阿部さんの給油ロスが大きく、更に差が広がってしまった。結局、厚さんが阿部さんを２ラップ遅れとする快走で優勝となった。

　ソニッククラスは、ＰＰ五十嵐さんがトップキープのままオープニングラップをクリアすると、上位４名が数珠繋ぎ状態。梅森さんが好スタートで２位浮上する一方、３位スタートの安部さんは順位を一つ落としてしまう。その直後、ペースを上げる五十嵐さんに対し、追走する梅森さんであったが、ここでドライブミススタック。後方の安部さん、柏谷さんと三つ巴の２位争いとなってしまう。とここで、安部さんのマシンにトラブル発生。バッテリーのシャンテが外れてしまう。何とか修理して復帰するものの、もう一度ピット修理する羽目になってしまい、完全に上位陣から脱落してしまう。一時、１０秒近くまで差が開いていたトップ争いだったのだが、レース中盤にかけ、五十嵐さんを梅森さんが一人追う展開となり、徐々に差が詰まり始める。後半に入った時点でその差は約１秒。接近戦となるのだが、インフィールドで速い梅森さんは勝負を仕掛けられず、ストレートで五十嵐さんが突き放す攻防が延々続くことに。この状態は１０周以上続くのだが、先にミスってしまったのは、追う梅森さんであった。粘る梅森さんは５秒差を再度詰めるべく攻めるものの、終盤にペースダウンしてしまい、万事休す。五十嵐さんが厳しい梅森さんのプレッシャーを退けて見事優勝となった。２位は梅森さん、３位は柏谷さんとなった。

　最後はミニクラス。オープニングラップは和久さんがトップ通過したものの、ここで過敏なマシンに手を焼き、ドライブミス。一気に後方の混戦真っ只中に飲み込まれてしまう。代わって山岸さんがトップに立つと、後続を引き離しに掛かる。しかし、自力に勝る和久さんは数周かけて混戦を抜け出すと、一気に山岸さんとの差を詰め始める。１０周弱の周回で山岸さんの背後に張り付いた和久さんは隙を突いて山岸さんをパスするものの、またもミスしてしまい、２位に逆戻り。めげずに追走し始める和久さんであったが、５周ほどしたところで、今度は山岸さんがクラッシュ。労せずして和久さんがトップに立つ。和久さんのペースが速く、付いていけない山岸さんはマイペースでラップを刻み、終盤にはほぼ２位を確定。３位争いは、序盤の混戦で最後尾近くまで後退していた飯野さんが、一人ずつ上位をパス。レース後半までに単独３位へと盛り返す事に成功。レース終盤は上位３名の間隔が開き、逆転は難しい状況。４位争いでようやく混戦を抜け出してきた野村さんが梅森さんを猛追するとファイナルラップで逆転となったものの、入賞には届かず。最終的に３位飯野さん、２位山岸さん、優勝和久さんとなった。

　最後に表彰式と抽選会が行われ、春らしい陽気の中、第４戦が終了。レース後も次戦への調整に勤しむ参加者が多く見られた。次回こそは盛況に期待したい。

優勝者セッティングデータ

2010年はスプリント／耐久各シリーズでEP／GPクラス併催！
スプリントシリーズ　第5戦　2010/5/ 9（日）　時計回り
耐久シリーズ　　　　第5戦　2010/5/23（日）　時計回り

皆さんの参加をお待ちしております。
りとるてっくｉｔａサーキット